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3つの現場の課題解決に繋がる「創注」&「DX」

3つの現場の課題解決に繋がる「創注」&「DX」

JP2024・印刷DX展 リコージャパンブースレポート

JP産業展協会主催にて、今年も「JP2024・印刷DX展」が開催され、昨年を上回る13,000人超の方が来場されました。

今回のテーマは「印刷産業からの新しい提案〜豊かな社会の実現に向けて〜」。デジタル化の進行や生成AIの登場など、日進月歩で変わりゆく社会の中で、印刷会社がどのような価値を提供していけるのか。様々なブースで新たな価値提供の提案がなされ、印刷会社・メーカーなどの印刷業界に関わる会社が活発に情報交換を行う場となりました。

そんなJP2024において、リコージャパンがどのような展示を行い、印刷会社様の新たな価値提供やDXに繋がる内容をご紹介したか、レポートさせていただきます!

3つの現場の課題を解決!

今回のリコーブースでは、以前より提唱させていただいている「RICOH BUSINESS BOOSTER」のコンセプトのもと、印刷会社様と共に「仕事を創る=創注」・「仕事を回す=自働化・DX」をより具体的に推進していくべく、ブース全体を印刷会社さまの各工程に見立て、印刷会社様の中の様々な現場の課題をどのように一緒に解決していけるのか、というストーリーで様々なソリューションをご紹介させていただきました。

写真:リコージャパンブース

写真:「RICOH BUSINESS BOOSTER」

リコージャパンブース、今年もたくさんのご来場をいただきました

今回印刷会社様の大きな3つの現場として捉えさせていただいたのは、「営業現場(ショールーム)」・「印刷現場(工場)」・「管理現場(オフィス)」。

それぞれの現場での課題解決についてみていくとともに、実際に来場されたお客様の声もご紹介します。

営業現場の課題解決!クライアントのコンテンツで新規ビジネスを開発

印刷会社さまの喫緊の課題としておうかがいすることの多い「創注」の部分。新たなビジネス獲得においては自ら提案活動を行っていくことが必要になりますが、そのためにはお客様に「これを作ってみたい!」「そのツールは自社のビジネスに活用できそうだ」と思ってもらうことが重要です。

今回のリコージャパンブースでは、POD機の特徴を活かしたクライアントに響く印刷物事例や、クライアントの持つコンテンツと組み合わせてビジネス拡大に繋げられる印刷ビジネスアイディアを多数紹介させていただきました。

そんな中でも、最も反響が大きく、常に人だかりになっていたのが「推し活コーナー」です。

ビジネス規模急拡大中!大盛況の推し活コーナー

写真:推し活コーナー

常に人であふれていた推し活コーナー

いまや社会現象として、若年層から年配層まで幅広く行われている「推し活」。あなたや周りの方にも、推しのアイドルやスポーツ選手などがいるという方も多いのではないでしょうか?そんな推し活ですが、コンテンツの豊富さによりビジネス規模は拡大の一途で、また推しの数だけグッズを作れたり、イベントやシーズンごとに異なるコンテンツ(アイテム)を生み出せることから、印刷業に取っても一大産業になりつつあります。

昔からある缶バッジをはじめ、シール、トレーディングカード、クリアファイル、パッケージなど、今までもお客様から引き合いがあった、という印刷会社さまも多いのではないでしょうか?今全国津々浦々、各地に地元のアイドルやスポーツチーム、オリジナルキャラクターなどが溢れていますが、オリジナルグッズについて力を入れているか否かはまちまちです。コンテンツを持っているクライアントに対し、自社の印刷技術を掛け合わせて、価値あるオリジナルアイテム制作を提案いただくと面白そうです。

写真:缶バッジフィルム

今アツい缶バッジビジネス、ホワイトトナーがあれば透明フィルムにも綺麗に印刷可能

ちなみに、前述した通り「推しの数」ごとのアイテムや、「イベント・シーズンごと」のアイテムとなると、大量生産ではなく小ロット多品種の生産になることが多いので、POD機との相性が良いのも特徴です。特色トナーの活用や、フィルム・蒸着紙などの特殊紙を活用して、ぜひ特別感あるオリジナル推し活アイテムを提案していきましょう。

ちなみにあるお客さまでは、推し活用の缶バッジ制作がここ数年で10倍規模に増えた、というお話も伺いました。恐るべし推し活ビジネス。

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こちらも盛況、ボトルプリンターで新ビジネス

推し活コーナーの隣で、こちらも常に多くの方に囲まれていたのが「ボトルプリンターによる新ビジネス」のコーナーです。

写真:「ボトルプリンターによる新ビジネス」のコーナー

新規ビジネスとして面白いと熱心に聞かれる方が多かったボトルプリンター

こちらもクライアントの持つ「コンテンツ」との相性がバツグンで、営業提案しやすいことが多くの印刷会社さまにご興味いただけておりました。

推し活同様、様々なオリジナルキャラクターなどのコンテンツを使ったオリジナル水筒などのグッズ制作や、現在も活用の多い酒蔵様とコラボしたオリジナル酒瓶制作など、印刷ビジネスのイメージが湧きそうではないでしょうか?

実際酒造メーカーさんなどと取引がある印刷会社さまは「ちょっと提案してみよう」というお声をいただけていたり、具体的なビジネスアイディアが出ておりました。今はECサイトなどでもオリジナルの名入れや写真を入れたお酒やジュースなどは良く販売されており、記念品としては鉄板の人気を誇っています。そういったビジネスに活用いただけそうですね。

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印刷現場の課題解決!出来ることから小さく始めるスマート工場化

次に、印刷会社さまの製品作りの中核を担う、印刷工場についての改善提案コーナーを見ていきましょう。

多くの印刷会社さまから驚きの声が上がったのは、印刷機器だけではなく工場の導線改善から在庫管理など、様々な工程の課題解決に繋がるソリューションをリコーがご提案できるということです。また、そんな課題解決策が、一部の大手企業でのみ使えるラージサイズのものだけでなく、どんな会社でも使えるような、小さく始められるソリューションとして紹介されていたのも好評なポイントでした。

リコーも製造業!工場改善はお任せください

実は、モノを作る、という意味ではリコーも印刷会社様と同じ製造業。POD機や複合機などの印刷機器を中心に、様々なモノづくりを行っており、そこでうまくいった改善ノウハウやソリューションをお客様にもご提案しています。

今回そんなリコーでも活用しているソリューションも展示しており、特に印刷会社様から多くの関心を集めていたのが「AGV(無人搬送車)」のコーナーです!

写真:AGV

写真:AGV

小さい働き者AGV。場所の問題で小さなエリアを往復し続けていました(笑)

現在印刷会社様だけでなくあらゆる業界で人手不足が嘆かれる中で、印刷物や部材などを次の工程に運ぶことを機械に担ってもらい、人的リソースの配置を効率化していくことを検討している経営者様も多いことが見受けられます。

ちなみにリコーのAGVですが、実はAGVが走るための専用の道などを作る必要がないのが特徴です。地面に貼った黒いビニールテープに沿って走るので、道順の変更なども簡単に行え、低コストで使いやすいようにカスタムしていけるのがオススメポイント。

工場のレイアウトは、部品や商品の保管状況や、設備入れ替えなどによって頻繁に変わるものだから、それに合わせてすぐにAGVの走る道も変更できるのはありがたい!という声も多くいただいておりました。

リコーのAGVの詳細はこちら

小さく始めるDXは、お客様に合わせて提案可能です

様々なソリューションをご紹介していく中で、例えば「出荷検品ソリューション」は多くのお客様に関心をいただけておりました。

写真:出荷検品ソリューション

写真:出荷検品ソリューション

ピッとバーコードを読めば、必要な同梱物が足りているか即時判定!こちらの検品システムは印刷会社様との共創活動で生まれたソリューションです

印刷だけではなく、封入封緘の仕事も取っていきたいけど、顧客ごとに異なる同梱物を封入する仕事なんかはミスが起きそうで怖い…。1件1件リストを確認しながら同梱するのは手間がかかりすぎる…。そんなお悩みを解決するのがこちらの出荷検品ソリューション。

封入物と封筒にバーコードを仕込んでおき、対象ごとの発送物リストを登録しておけば、スキャンした際に同梱物が揃っているか自動で判別してくれる、というシンプルな仕組みです。確認作業の負荷やミスを軽減するのはもちろん、履歴が残るというのもDXのいいところ。顧客への信頼UPはもちろん、自社や写真を守るためにも作業履歴管理は重要です。

他にも印刷物の重量を自動で検知して在庫管理を行う「Smartmat」や、顧客からの発注メールを受信すると自動で印刷が開始されるRPAによる「メール to Printロボ」など、デジタルの力で印刷会社様の業務負荷やリスクを軽減する仕組みを多数展示しました。

実は、これらの展示ソリューションはすべて、実際に印刷会社様のお困りごとを聞いて、印刷会社様・協力ベンダー様とリコーで共創し、改善提案を行った事例に基づいたものなんです。

リコーの考える【小さく始めるDX】は、お客様の課題解決に向けて一緒に悩み・取り組むという共創の考え方でご提案をさせていただいています。展示会や資料でお見せしたものをそのまま導入いただくのももちろんOKですが、「うちの課題にはちょっとマッチしないな…」・「こんなニッチな課題を解決する方法は無いのかな…」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

↓小さく始めるDXって例えばどんなこと?まずはこちらの資料をご覧ください↓
小さなDXアイディア集

↓ご相談はオンラインでも24時間受付中!ぜひお気軽にご連絡ください↓
まずは一度話を聞いてみる

オフィスの課題解決!

最後にご紹介するのは、印刷会社のオフィスの課題を解決するゾーン。

実はリコージャパンは元来複合機を中心として、オフィスの業務周りの課題改善を行ってきた会社ですので、ワークフローの改善は得意分野です。

今回の展示で特に注目を集めていたのは、印刷会社様からも聞くことの多い営業活動から印刷に繋がる一連のデータの「見える化・脱属人化」でした。

小さく始める、キントン拍子なワークフロー改善

ここでも出てくるのは「小さく始めるDX」のご提案。もちろんMISなどで会社全体の業務の見える化に取り組むのは非常に素晴らしいのですが、使いたい機能以外の機能も多くその分高額だったり、運用が難しく断念した、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

リコーブースでご提案していたのは、プログラミングなどの専門知識不要で、まず見える化の第一歩=小さなDXにオススメの「kintone」を活用したワークフロー改善です。

写真:kintone

具体的に、kintoneで生産工程状況の共有が出来るイメージでご紹介

自社の業務に合わせたワークフローやデータベースを構築できるので、営業部門の案件管理や見積り管理、工務・印刷部門で作られる作業指示書データ、まずはどこか1つからでもデータで見える化していき、だんだんと範囲を広げていけるのがkintoneのいいところ。

見える化することで、経営者や部門責任者の方は次に打つべき一手を考えやすくなり、現場の方もミスや手間が減ったり、長期不在や退職などで属人化していた仕事が分からなくなるというリスクを軽減することが可能です。

リコーでは印刷業をはじめとして製造業の皆様にkintoneを多数導入している経験とノウハウがあるので、印刷業者様に合わせて必要なワークフローのご提案だったり、必要に合わせて構築作業も実施することが可能です。

先述したSmartmatのように、他社のソリューションとの連携もkintoneの強み。見える化はしたいけど、既存のシステムも活かしたい、そんなお悩みもぜひご相談ください。実はリコー、⽇本No1のkintone認定資格保有者企業ですので、全国各地でご相談に乗ることが可能です。

↓印刷会社様の課題をkintoneで解決、まずはこちらの資料をご覧ください↓
印刷ワークフローを見える化することでDXの第一歩を始めよう!

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RICOH kintone plusの詳細はこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか?
JP2024のリコージャパンブースでは、「創注」&「DX」を3つの現場の視点でご紹介させていただきました。

印刷会社の悩み事なら、まずはリコーに一度相談してみるか、と感じていただけたようであれば、非常にうれしく思います。

POD機やインクジェットプリンターなどのデジタル印刷や加工を組み合わせた創注、そしてまずは出来ることから小さく始めるDX。これらの取り組みにご興味いただけましたら、ぜひお気軽にリコージャパンの営業担当やPrint Compass編集部にご相談ください。

いままさに皆様の現場で起こっている課題やお悩み事を、一緒に解決に向けて取り組み、事業拡大に繋げていけることを楽しみにしています。

↓どんなお悩みでも、まずはお気軽にご相談ください!↓

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