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売上アップ
2025/10/24
アイディアが湧き出る!諦めていたものが出来る! スペシャルカラーの導入でユニークな商材が誕生!
綜合印刷出版株式会社
課題に感じていたこと
鳥取市の綜合印刷出版様は、1949年創業の老舗印刷会社。三代目の田村社長は、2024年5月にRICOH Pro C7500を導入して、スペシャルカラーを活用したユニークな企画商材を展開されています。オフセット印刷機、活版印刷機を始め、折りや製本、箔押しや穴あけなど様々な加工機を活用し一気通貫でビジネスをされているのも特長です。
従来はオフセット印刷機で書籍や冊子等のお仕事を取られていましたが、短納期の仕事では苦慮されることもあったそうです。

活版印刷機は今でも現役稼働
クライアントのその先を描いた仕事を
「技術と心の印刷」を打ち出されている綜合印刷出版様。技術とは、画像加工と印刷、スタッフの技術です。その技術と、こうした想いや拘りという心が合わさって「思い通りのきれい」が実現できるという田村社長。クライアントから画像、写真をお預かりする時に、それにまつわるエピソードや見せたいポイントなどのお話を聞き、クライアントの要望を引き出しながら、微細に調整した印刷物を仕上げる。このような、人に寄り添い温かみのある丁寧な対応が、信頼を育み、新たな仕事を産み出す原動力となっています。
こうした想いをカタチにすることは、オフセット印刷でも対応は出来ていましたが、より良く届けることができるのではないか、と考えられていたそうです。

それぞれの立場から想いやこだわりを話す(左上:田村社長、右上:生産課課長 西村様、左下:生産課 城戸様、右下:統括管理部長 坂本様)
RICOH Pro C7500 導入で感動!諦めていたものができるように!
綜合印刷出版様はオフセット印刷とオンデマンド印刷機の両方で仕事が回せるようになってから、売上は15%アップしたそうです。なかでも、書籍や冊子、チラシ印刷の仕事が多いことから、「長尺」「上質55K」「短納期対応」をオンデマンド機で対応できるようになったことが大きいそうです。
印刷~加工まで一気通貫で行える環境から、今までオフセットでしかできなかった仕事もオンデマンド機へシフトしているそうです。実際に式典の写真集の仕事を受けた際、クライアントへオフセット出力とオンデマンド出力、二つのパターンでサンプルを提出したところ、オンデマンドの鮮やかな品質を気に入っていただき受注に繋がったというお話もありました。

書籍のカバーも長尺印刷を活用
スペシャルカラーを活用したアイディア商材
取材時の名刺交換で田村社長の手元から出てきたのは、わくわく工場長と名乗るキラキラした名刺(以降、正しくはキャラクターカード)。この明るく笑顔が絶えない田村社長が考案したキャラクターカードは、社長の想いが託されている企画商材です。
名刺にはお渡しする方へ伝える情報を表現する大切さがあり、メッセンジャー的な役割をより強く持たせたいという想いから、自らご自身のキャラクターカードを制作しサービスを宣伝されています。
キラキラとまばゆいキャラクターカードは、蒸着用紙にホワイトトナーを下引きして顔写真を鮮明に見せ、抜きデザインでホログラムの表現を出すなど、コンテンツだけでなく印刷テクニックも凝っています。キャラクターカードは、1枚300円。価格も目がキラキラしてしまいます。

インパクト大のキャラクターカード
書籍や冊子印刷では、表紙のタイトル部分にゴールドを入れて目立たせる使い方をしています。また、お茶会の開催チケットなど豪華な商材にはその豪華さを強調する効果を狙ってゴールドトナーを活用し印刷商材の付加価値を上げる工夫をされています。

ゴールドトナーを活用したお茶会チケットと誕生記念の冊子
今後目指したいこと&挑戦してみたいこと
まだ使用したことがないスペシャルカラーの商材開発を日々構想している田村社長。「インビジブルレッドトナーの特性を活かすには、暗闇でUVライトを照らして驚きや感動を提供する体感商材がマッチする。印刷物だけでなく、プロモーション企画のなかに盛り込むと面白いので、お付き合いのあるイベント会社様へ提案してみたい」とおっしゃっておりました。1枚の紙から、企画、デザイン、印刷、空間演出で、「驚きと感動」という記憶に残る印刷物が誕生しそうです。
クリアトナーは、書籍の表紙や扉で使用される風合いのある用紙に、部分的にクリアデザインを入れる使い方が面白いのではないかと、アイデアを広げておりました。
現在活用しているホワイトトナーとゴールドトナー以外のスペシャルトナーを活用したユニークな商材企画に余念がない綜合印刷出版様でした。

わくわくが止まらない、個性豊かで楽しさあふれる綜合印刷出版様
