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脱・目検!インビジブルレッドトナーで検品工程を2割削減

株式会社北菱プリントテクノロジー

住所
北海道札幌市
設立
1965年10月
従業員数
社員66名、パート従業員34名(※ 2025年12月末現在)
HP
別ウィンドウで開く 株式会社北菱プリントテクノロジー公式サイト

従来の検品業務の課題に感じていたこと

北海道札幌市に拠点を構える株式会社北菱プリントテクノロジー様は、フォトブック印刷を中心に高品質なサービスを展開しています。
同社のフォトブック製造では、長年、合紙と表紙画像をもとにした目視検品が中心です。
この方法は、作業者の経験に依存しやすく、人的ミスのリスクが常に伴っていました。
特に繁忙期には、1ヵ月で17,000冊規模の受注に対し、深夜2名体制で対応するなど、現場の負担は大きかったとのことです。さらに、顧客によって表紙のデザインが同じ場合があるため、視覚的な判断が難しいケースもあり、誤配送のリスクも課題となっていました。需要の増加に伴い、従来の検品体制では品質と生産性の両立が困難になっていました。

「インビジブルレッドトナー」のバーコードで出荷検品のプロセス変革

同社は、自社開発の生産システムとRICOH Pro C7500の「インビジブルレッドトナー」を組み合わせ、検品工程の刷新に取り組みました。
従来は合紙を軸に工程管理を行っていましたが、出荷検品においては「インビジブルレッドトナーのバーコード」(以下、ステルスバーコードと呼ぶ)を活用する方式へと転換しました。
表紙にバーコードを入れるとデザインの邪魔をするため、クライアントの了承が得られず。不可視のステルスバーコードであれば、許可が出ました。そこで、裏表紙に「ステルスバーコード」を印刷し、納品書と送り状の整合をシステムで自動チェックする仕組みを構築しました。

これにより、

  • 目視確認を排除した高精度検品
  • 誰でも実施可能な標準化された作業

を実現。

結果、出荷検品の工程での商品と送り状の取り間違い事故の発生が無くなり、タイムコストが2割削減されました。
さらに、製本工程ではQRコードを活用した照合も行い、工程全体の整合性を担保しています。人に依存しない仕組みへ転換することで、品質と効率を両立する生産体制を確立しました。ここ数年は、約2倍強も受注が増えていますが、「ステルスバーコード」検品の導入で無理なく対応が可能になりました。

自社の自動処理/検品システムの開発者
印刷事業部 印刷生産2課 曽川卓弥氏

検品するフォトブックイメージ
裏表紙に「ステルスバーコード」が印刷されている

フォトブックの生産工程では、印刷時に商品が混同しないよう、色上質の合紙(以下、合紙)を商品の切れ目に挟んでいる。合紙にはお客様の注文情報と「商品の表紙画像」を印刷し、各工程で「合紙」と「商品の表紙画像」が一致しているかを目視で確認している。

ステルスバーコードを取り入れた検品システム

出荷時の誤配送を防ぐため、検品工程にステルスバーコードを導入し、さらなる効率化を図った。

データ処理、印刷・製本、検品・出荷作業の工程の中で、印刷工程ではRICOH Pro C7500で表紙を印刷する際に表4に出荷検品用のステルスバーコードを印刷し、製本工程では表紙と本身の確認検品作業として表3のQRコードで合紙と本身の整合をチェックしていることを説明する図

今後目指すこと&挑戦したいこと

「個人情報の流出事故を防ぎたいというきっかけでしたが、スペシャルカラーの可能性の広さを実感しました」と語る小川部長。顧客に正確な商品を届けるための“重要”な検品工程にスペシャルカラーを活用した好事例である。今後は、既存のインビジブルレッドトナー利用に加え、ネオンピンクトナーの活用を提案し、新たな用途価値の創出を図る考えだ。「真面目な印刷物から、楽しさや付加価値を感じる印刷物へ」と方向性を広げ、スペシャルカラーを軸に商材ラインアップの拡充を進めていく。作業効率化と品質向上を両立しながら、「インビジブルレッドトナー」が、新たな付加価値創出にもつながる点は、これからの印刷ビジネスの可能性を示していると感じた。

印刷事業部 部長 小川隆一氏

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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