売上アップ
2020/02/04
極小ロットで新たなビジネスを創出!オフセットと変わらない色で導入を決意
株式会社 吉田印刷所
課題に感じていたこと
吉田印刷所様はオフセット印刷で小ロットに適応するため、年間印刷部数と印刷料金を設定し、定めた期間ごとに必要部数を請け負うことで、廃棄される印刷物を削減。トータルコストを抑える体制をとっていました。しかしそれでも、オフセット印刷で提供できるロットは200部が下限でした。
特定の顧客向けに総合カタログから製品だけをピックアップして1部だけ印刷したいという需要がありましたが、オフセット印刷では対応できません。
極小ロット印刷の必要性を感じ、POD機の導入も検討しました。しかしオフセットと同じ色を再現できず、まだ商売にするのは難しいと考えていました。
改善方法
それまでPOD機の導入を見送っていた吉田印刷所様ですが、ついにRICOH Proを導入。最大の理由は色の再現性の高さです。調整を重ねるごとに、どちらがオフセット印刷かわからないほどに鍋のシルバーや仏像のゴールドなどメタリック調の色彩も再現できるようになりました。
過去に導入していたワークフローシステムで一元管理ができたこともPODの導入を後押ししました。受注情報から作業指示やジョブを自動生成しそのままPODに出力指示を出せるようになりました。
改善による効果
PODで小ロット印刷が可能になったことで、新しいサービスを創出できるようになりました。例えば、本刷りに入る前にチェック用のサンプルを印刷・製本することで色を含めた校閲の精度を高め、クライアントに意思決定の速度という価値を提供します。
また、総合カタログから特定ページを抜粋し、PODで極小部数を印刷することで、クライアントの営業マンが総合カタログから得意とする商材だけのページを抜き取ったり、特定の顧客向けに提案したい商材をピックアップしたカタログも作成できます。吉田印刷所様はこのような新しいサービスやソリューションを生み出し、他社との差別化を進めています。