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2023九州印刷情報産業展 リコージャパンブース出展レポート

九州印刷材料協同組合、福岡県印刷工業組合、福岡印刷工業協同組合、九州広告美術業組合連合会が主催する「2023九州印刷情報産業展 九州サイン&デザインディスプレイショウ」が2023年6月2日・3日に開催されました。

今年は「九州からデジタルトランスフォーメーションの基盤を目指す」をテーマに掲げ、企業がデジタル最新技術を活用して、製品やサービスを変革させ、ビジネスの優位性を確立させることを目的に、機器メーカー、ソリューションメーカー、ベンダー、印刷機材商社が出展。悪天候で集客も危ぶまれましたが、2日間で7,742人もの方が来場、昨年より1,700名も多い来場数となり、複写業者様、印刷会社様へ提案、情報を提供する場として、会場は活気にあふれていました。

そんな「2023九州印刷情報産業展(以下、九印展)」で、リコージャパンがどのような展示を行い、印刷会社様の価値変換・DXに繋がる内容をご紹介したか、レポートさせていただきます。

~印刷事業者のビジネス拡大を支援する RICOH BUSINESS BOOSTER~

リコージャパンブーステーマは、印刷事業者のビジネス拡大を支援する RICOH BUSINESS BOOSTER。

「RICOH BUSINESS BOOSTER」

印刷事業者、ビジネスパートナー、リコーグループによる共創活動を強化していくというコンセプトをもとに、商品の開発や設計を担当している部署とも連携をし、顧客に寄り添った課題解決につながる多くの展示を行いました。

多くの来場者を集めたリコーブース

多くの来場者を集めたリコーブース

特色トナーが使えるRICOH Pro C7200シリーズでビジネス拡大=「仕事を創る」!

今回の来場者アンケートで、最も注目を集めたのが特殊紙に対応できるだけでなく、5色目の特色トナーが使用できるRICOH Pro C7210です。

RICOH Pro C7210

実際に使用されている特色トナーや特殊紙を使ったお客様の実サンプル展示、特色トナーのデータ作成方法から活用方法まで丁寧に説明したサンプル付きガイドブックなど、九印展だけのサンプルを展示したコーナーと連動して、お客様に効果的な提案を行いました。

特色トナーを活用したお客様の実サンプルコーナー

特色トナーを活用したお客様の実サンプルコーナー

特色トナーのサンプル付きガイドブックなどを展示したコーナー

特色トナーのサンプル付きガイドブックなどを展示したコーナー

さらに特色トナーの活用に関して、今回の九印展のリコーブースで初お披露目をしたコーナーがありました。
特色トナーの販促効果について、リコージャパンが実施した実証実験をご紹介するコーナーです。

リコージャパンがやってみた!~特色トナー効果実証実験コーナー~

リコージャパンがやってみた!~特色トナー効果実証実験コーナー~

こちらのコーナーは、特色トナーを使用した印刷物と使用しない印刷物(CMYKのみ)で3パターンのABテストを行い、実証実験に基づく特色トナーの販促効果を提案したコーナーです。3パターンの実験とも、チラシの持ち帰り数やサイトへのアクセス数、セミナーの申込率など、特色トナーの販促効果が大きなことが証明できました。印刷会社や機材商社のお客様からは、「自分たちでどんなにクライアントに説明しても特色トナーを訴求しきれなかった。こういったデータや資料があるとありがたい」「クライアントにも説明したいので、サンプルや詳細のチラシをもらってもいいですか?」「特色トナーは差別化ポイントとしては絶対にある。各対応メディアと組み合わせると無限大に提案できますね」といった嬉しい反響をいただきました。

RICOH Pro C7210ならではの5色目のトナー、ゴールドやシルバートナー、ネオンカラーやホワイトトナーなどの特色トナーを活用することで、「表現できる色を広げる」⇒「仕事の幅を広げる」⇒「新規のビジネスを獲得できる」ことにつながるのではないでしょうか?

※特色トナー実証実験についての詳細はこちらから

もう一つ「仕事を創る」の点でご紹介したのが “インクジェットプリンターを活用した新規ビジネス創造”です。
特に注目を浴びていたのが、 “壁紙ビジネス”の実演です。

壁紙ビジネスの実演

壁紙ビジネスの実演

リコージャパンと一緒に壁紙ビジネスの提案を行っているリンテックサインシステム株式会社様にもご協力いただき、壁紙を貼る際のポイントを解説しながらの実演で、多くの来場者が足を止め、皆さん熱心にご覧いただいておりました。

壁紙が印刷できるワイドフォーマットプリンター「RICOH Pro L5160/5130」は、実際に機械を設計している海老名のリコーテクノロジーセンターと中継をつなぎ、お客様からの質問にも答えながら、設計者の思いを込めた熱い実演を行いました。ワイドフォーマットプリンター以外にもお客様から頂いたご要望に対応して特注したPOD機での超厚紙対応や封筒フィーダー、インライン検品装置、ガーメントプリンターRICOH Ri 2000のデモなどを開発・設計担当者からお届けし、多くのお客様に興味深くご覧いただけました。

海老名事業所からのLIVEデモを真剣に見入るお客様

海老名事業所からのLIVEデモを真剣に見入るお客様

「壁紙ビジネス」という新規ビジネスにチャレンジするには、「壁紙ビジネスの市場やニーズってそんなにあるの?」「実際の施工はどうしたらいいのか?」といった多くの課題をお感じの方も多いのではないでしょうか?
リコージャパンでは、そういったお客様の心配ごとや課題にお応えする「壁紙事業化パック」をご用意しております。課題が払しょくできれば、従来印刷会社様が得意とするデザイン力を活かして、新たなビジネスにチャレンジできるかもしれません。

▶壁紙事業化パックの詳しい内容はこちらのコラムをご参照ください!

仕事を創る突破口になる商品をご提案!

上記以外にも印刷会社×リコージャパンで何が出来るかをご体感頂き、新たなビジネスのヒントをご提案しました。
特にイベントで目を引く、プロジェクションバナーはブースのコーナー角に設置され、文字通り多くのお客様を立ち止まらせる効果を最大限に発揮してくれました。

集客効果を最大限に発揮し、お客様の興味を引いたプロジェクションバナー

集客効果を最大限に発揮し、お客様の興味を引いたプロジェクションバナー

また、人目を引くという意味で注目だったのが、株式会社 ジュリア ジャパン様の3Dサイネージ。

株式会社 ジュリア ジャパン様の3Dサイネージ

プロジェクションバナーも3Dサイネージもお客様の足を止める商品には多くの注目が集り、御覧いただいた印刷会社様からは「今後の導入やクライアント様への提案を考えていきたい」「クライアントのイベントに合わせて新規商材として提案できそう」といった声も多数いただきました。

九州初出展!スキルレスでかんたん色調整、色見本合わせを実現する「RICOH Auto Color Adjuster」

RICOH Auto Color Adjuster

「仕事を回す」のコーナーでご紹介していたのが、かんたんスキルレスで誰でも色調整や色見本合わせが可能なRICOH Auto Color Adjuster。RICOH Pro C7210と接続し、実際のサンプルをご覧頂きながら、実演デモを実施。
RICOH Auto Color Adjusterは、今まで熟練オペレーターが時間をかけて行なっていた印刷現場の日々の色調整や色合わせを簡単な操作と自動化オペレーションで、スキルレスに行なえる商品です。

印刷の色管理に苦労されているお客様からは、「こんなに簡単に色調整ができるなんて!?」「毎朝多台数のオンデマンド機の色調整に30~40分/台×台数分かかっていた作業が数分で完結できる!」「これならリピートオーダーがあった時の色見合わせも苦労しなくて済む」「実際にテスト運用をしてみたい」と驚きや嬉しいお言葉をいただきました。

▶RICOH Auto Color Adjusterの詳しい内容はこちらのコラムをご参照ください!

「仕事を回す」でもう一つご紹介したいのが、株式会社ウチダテクノ様の協力により出展したRICOH Pro C5300+封筒フィーダー。

RICOH Pro C5300+封筒フィーダー

今まで封筒を印刷する場合、手間がかかっていた給紙が連続で自動給紙できることをデモで実演!
「定着も良く、スピード&手間も削減できる!」とお客様からは大変好評で、これそのまま購入でもよい?と即決もでました!
封筒専用にはならず、通常の印刷にも使用できるところから、他の仕事を回す際の効率化につながる展示となりました。

環境の見える化ツールには多くの印刷会社様が大注目!

最後の3つ目「仕事が見える」のコーナーでご紹介させていただいたのが「環境センサー」&「Co2排出量見える化ソリューション」です。

「環境の見える化」ソリューションコーナー

「環境の見える化」ソリューションコーナー

常に盛況だった「環境の見える化」ソリューションコーナー

「仕事を回す」ではスキルレスでの色調整ソリューションをご紹介しましたが、印刷には温度や湿度も大きく影響を及ぼします。

RICOH EH 環境センサーは、センサーを印刷作業場に設置して、「温度」「湿度」「CO2濃度」などのデータを全自動で常時取得できる、というものです。

印刷会社様では、現状必ずと言っていいほど作業場にアナログ表示の温湿度計を設置して、数値を見ながら加湿器のON/OFFをしたり、その量を調整しているのではないでしょうか。ただそのタイミングや量は経験や勘に頼っている部分も多く、温湿度データがより見える化できれば、実際の品質データと照らし合わせて分析し、より安定して稼働いただくことが可能になります。
また、こちらの環境センサーは工場が広い場合や場所が分かれている場合でも、遠隔からデータを一元管理したり、異常値アラートを受け取ることが可能なため、印刷、紙トラブルの未然防止にもつながるといった優れもの。

CO2濃度の計測要否で2種類の大きさのセンサーをご用意

CO2濃度の計測要否で2種類の大きさのセンサーをご用意

当日説明をさせていただいたお客様からも、「印刷現場には温度湿度計は設置してあるが、統計を取ったり、常時の監視はできていなかった。このセンサーがあれば事前の事故防止、事後の問題追及など可能になり安定稼働が実現できる」との声をいただきました。

▶環境センサーの詳細はこちら

またこちらの環境センサー以外にも、「POD機のCO2排出量を見える化する」という取り組みについても展示を行いました。

CO2排出量の低減が社会的課題となる中で、クライアントからの要望やSDGsへの対応に向けてカーボンオフセットの重要性はさらに増大しています。リコーではPOD機で印刷した際の電力使用量やトナーの使用量、そしてCO2排出量を簡単に算出する仕組みを今後ご提供予定です。

お客様からは「印刷業としてのSDGsの取り組みは何ができるのか?と考えていた。まずは印刷工程管理の見える化をすることで、依頼先に数値化の提示や取り組み姿勢が見せられそう」といったお声もいただきました。

▶見える化以外にも、印刷メディアによる環境配慮も多くの関心をいただいております!

まとめ

新型コロナウイルスも一定の落ち着きを見せ、来場者も昨年より大幅に増加した2023九州印刷情報産業展。

リコージャパンでは「RICOH BUSINESS BOOSTER」というコンセプトの元、印刷会社様・パートナー企業様とタッグを組み、「仕事を創る」「仕事を回す」「仕事の見える化」を中心にご提案をしましたが、今後も印刷会社様からのご要望やお声をいただいて、設計開発部隊とも連携を図りながら、常にお客様に寄り添うご提案ができればと考えております。

今回ご紹介した内容に関して、詳しく知りたい!実機デモを見てみたい!サンプルが欲しい!などのご要望がございましたら、お気軽にこちらの問い合わせフォームよりご連絡ください。

▶詳細ご説明やデモ、サンプルのご相談など、お気軽にご連絡ください!

これからのリコージャパンの取り組みに、引き続きご注目ください!