毎年2月に開催されている印刷ビジネスの総合展示会であるpage。本年も2月14日から16日の3日間にかけて、東京・池袋で開催され、リコージャパンもブース出展いたしました。
本格的にコロナ禍の制限が解消されてから初めての開催ということもあり、来場人数は21,000人超、と、昨年を大きく上回り、会場全体がコロナ前の活気を取り戻したような盛況ぶりとなる中、リコージャパンブースにも多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
昨年に発売されたオンデマンドプリンターの新機種をはじめ、様々なソリューション・取り組みをご覧いただき、今後の印刷ビジネス拡大や新たなビジネスについてたくさんの意見が交わされた本年のリコージャパンブース。今回は、ご来場が難しかった方々や、改めてどんな展示があったか思い出したい、という方に向けて当日のレポートを写真付きで公開させていただきます。
気になった内容があれば、関連した資料やサンプルなどをたくさんご用意しておりますので、ぜひお気軽にWeb上からご用命ください。
page2024のリコーブース
本年のリコージャパンブースのテーマは、昨年に引き続き「RICOH BUSINESS BOOSTER」。リコーの持つオンデマンドプリンターを中心とした機器・ソリューションや技術・ノウハウを元に、印刷会社様とタッグを組んでそれぞれの会社様の持つ課題をともに解決し、新たなビジネスに取り組む。そして印刷業界全体をブーストしていく、という想いで様々な展示を行いました。
多くのお客様に来場いただいたリコージャパンブース
また、今後の印刷ビジネスへのヒントとして、Print Compassの人気企画でもある「印刷会社のクライアント担当者・500人に聞いたアンケート」の最新版の内容を散りばめ、クライアント企業に求められる印刷ビジネスは何か?というベースに基づいた情報提供やサンプルのご紹介をさせていただきました。
大人気企画の最新版をブース内で少しだけご紹介
注目を浴びた新製品RICOH Pro C9500とインライン検査装置
ブース内で一際たくさんの方に注目いただいていたのが、昨年7月に発売されたリコーの最新オンデマンドプリンター・RICOH Pro C9500。
多くの方に注目いただいたRICOH Pro C9500コーナー
リコーPOD機で今まで培ってきた技術を結集したフラッグシップモデルとして、「匠の技をカンタンに」をコンセプトに開発された自信作です。
当日は、「POD機でここまでの印刷品質を出せるとは思わなかった!」と多くの方に印刷品質や表裏見当の精度などで好評いただきましたが、本マシンの特徴として最も注目を浴びていたのが、満を持して発売された<インライン検査装置:Image Quality Monitor>です。
会場で注目が集まっていたインラインでの検品業務自働化
リコーのインライン検査装置の特徴として、ポチやスジなどの画像品質の検品だけではなく、表裏見当や色変動の検査も同時に行える、ということが会場では多くの注目を集めており、「手間がかかっていたPOD機の出力の検品検査業務が大幅に効率化できる」「いままで検品の手間で自社で受けにくかった仕事を受けられる」などの多くの声をいただきました。
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▶RICOH Pro C9500の品質をぜひサンプルでご確認ください!こちらから無料でお届け可能です
RICOH Pro C7500のサンプルでビジネス拡大を想起
もう1つの新機種として、こちらも連日人だかりが出来ていたのが、RICOH Pro C7500のコーナーです。
様々なビジネスに活用できるRICOH Pro C7500も連日大入り
RICOH Pro C7000シリーズ代々の特徴である「5色目トナーの表現力×幅広い用紙対応力によるビジネス拡大」をさらに強化した本マシン。上位機種と同等の薄紙や厚紙に対応できることで、「帳票からパッケージまで幅広い小ロット印刷ビジネスをこれ1台で出来る」との声も。
また本マシンで大幅に性能アップしたポイントの1つが凹凸紙への対応。レザックを筆頭とした凹凸のある用紙はもちろん、環境に配慮した特殊用紙など、より幅広い用紙にしっかりとトナーが乗る、ということで多くの来場者の方が驚いていただきました。
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▶RICOH Pro C7500で実際どんな印刷が出来るのか、をご紹介するサンプルをご用意しています。ぜひご自身の目でチェックください
サンプルコーナーではユーザーサンプルや5色目トナーの販促効果をご紹介
RICOH Pro C7500コーナーの隣では、様々なサンプルをご紹介。多くの来場者様が足を止めてじっくり見ている様子が印象的でした。
ビジネスに繋がる様々なサンプルをご紹介
ユーザー様サンプルコーナーでは実際にRICOH Proシリーズを活用してビジネスを拡大している印刷業さまのサンプルが特にご好評いただきました。(実際のサンプルは、東京・田町にあるPrinting Inovation Centerなどで実物をご覧いただくことも可能です。ぜひご覧ください)
ユーザー様の実サンプルは大きな関心を集めました
「新しいビジネスアイディアが湧いた」・「お互いの印刷ノウハウでより良いビジネスを共創できそう」など、ビジネス拡大に向けた前向きな声に溢れており、非常に活気のあるコーナーとなっていました。
また、昨年以来様々な展示会・イベントでご紹介している「リコーがやってみた、特色トナー効果の実証実験」のコーナーは、今回も人気のコーナーでした。5色目トナー(特色トナー)を使うことで、実際にDM反応率やWebサイトの閲覧数などの販促効果が上がる、というデータなどは今回も大きな関心をいただき、「自社でもこの内容を提案したいから説明用のツールが欲しい」などの嬉しい声も。
デザインは同じで効果がここまで違うのか、と驚く方多数の人気コーナー
実はそんな声を多数いただいたので、早速Print Compassでダウンロードできるように準備させていただきました。ぜひご活用ください。
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▶自社の名前が入れられるから、そのまま営業ツールになる!特色トナーの実証実験結果チラシはこちらから
印刷会社様を招いたトークセッションは常に満員御礼!
リコーブースでは、スペシャルトークセッションも連日開催。リコーも参加している「印刷革新会」を推進する、株式会社正文社 岸社長・株式会社クイックス 岡本社長・佐川印刷株式会社 佐川社長の3名をスペシャルゲストに迎え、印刷革新会の取り組みや、今後の印刷業界に向けたフリートークを実施いただきました。
熱気に包まれるスペシャルトークセッション
連日トークセッションの時間にはブースは満員御礼となり、印刷会社さまの関心の高さと熱気を感じるとともに、各社長の熱いメッセージが多くの来場者の方にとってビジネスのヒントとなっている様子でした。
お三方のお話で特に印象的だったのは、自働化により設備や工場がどう変わるか、よりも「人」の働き方やモチベーションがどう変わるか、にフォーカスされて点でした。
自働化や標準化により、1人が出来ることが増えると、様々な業務に携わることで製品に対する想いが変わり、モチベーションも上がる。自働化や標準化は、コスト削減や価格競争のためのものではなく、差別化による価値創りや、社員の働き方の変革による会社の変革のためにある、というのをそれぞれの社長が違う言葉で伝えていたのは非常に心に残りました。
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▶印刷革新会の取り組みについて、まとめた記事はこちらから
初お披露目のボトルプリンターで新たなビジネスに挑戦
オンデマンドプリンター以外の製品・ソリューションももちろん多数展示していたリコージャパンブースですが、その中でも一際多くの歓声が上がっていたのが「ボトルプリンター」コーナーです。
pageでは初お披露目のボトルプリンター、自動で曲面にも印刷可能です
リコーがご提供するインクジェットプリンターの新しいラインナップとして、名前の通り、ボトルのような円筒状のものに直接印刷ができる本マシン。面白いのは、いわゆる酒瓶のようなボトルだけではなく、水筒やタンブラー、缶など、様々な円筒状の素材にプリント可能なこと。
リコーブラックラムズ東京のキャラクター・ラムまるを印刷した水筒
オリジナルグッズをプレゼントする、という行動は今や当たり前の文化になっており、今後もニーズは増していくと考えられています。「自社の新しいビジネスとして検討できる」・「どれくらいの注文があれば採算が取れるだろう」など、新事業の種として大きな期待をいただき、お客様の目も輝いていました。
印刷業の各種工程をサポートするソリューションも
その他にも、機械同士や色見本との色合わせをスキルレスで簡単に実現することで発売以来高い関心をいただく「RICOH Auto Color Adjuster」や、昨今ニーズを増していくバリアブル印刷を効率的に行うためのソフト「FusionPro」、オンデマンドプリンターと連携してスキャン業務を効率化するPFU社スキャナーなど、印刷業のみなさまの各種工程をサポートする様々なソリューションもご紹介。
バリアブル印刷や色合わせのお悩みを丸っと解決
特にバリアブル印刷ソフト・FusionProは、既存ソフトの入れ替えを検討されている方も多く、多くのご質問をいただきました。
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▶そもそもバリアブル印刷ソフトってどう便利になるの?FusionProの特徴は?を解説した資料はこちらから
また、昨今SDGsや環境対応についても関心が高い領域の1つではないでしょうか。リコージャパンブースでも、サプライチェーン上でも今後重要になってくるであろう「CO2見える化」を実現するソリューションや、温湿度をデジタル管理できる「環境センサー」、さらにはSDGsに配慮したサンプルのご紹介など、印刷会社様とリコーで出来る様々な取り組みをご紹介しました。
「SDGs対応について、クライアントから言われていて悩んでいる…」、「今後取り組んでいきたいけど、相談先が分からない」というお悩みも多くお聞きしました。そういった印刷会社様がいらっしゃれば、是非リコーにお声がけください。
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▶紙から始めるSDGsもその1つ。いくつかサンプルをご用意していますので、取り組みに悩んでいる方はまずはこちらから
まとめ
page2024のリコーブースはいかがでしたでしょうか。様々なマシンやソリューションをご紹介しましたが、共通するのはテーマで触れた通り、印刷会社さまのビジネスを拡大する・効率化するために、どんな価値共創をお手伝い出来るか、という視点です。
お客様のビジネスをヒアリングさせていただき、様々な機器やソリューションをどう活用できるか出来るか一緒に考える、という取り組みを今後もリコーは行ってまいります。
印刷業務の改善だけでなく、営業活動をより推進する取り組みや、印刷会社様のバックオフィスの仕組み作りなど、様々な領域でパートナーとして一緒に走っていけるよう、今後もリコージャパンは様々な提案をさせていただきます。
ぜひ今後ともご期待ください。
本コラムの内容で何か気になったことがありましたら、お気軽に下記問い合わせフォームよりご連絡ください。まずは一度ヒアリングさせていただき、どんなビジネス拡大・改善が出来るか、ぜひ一緒に考えてきましょう!
↓試しにちょっと相談してみたい、で大丈夫です。お気軽にご連絡ください↓