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<寶積先生に聞く!>POD機導入に使える2026年補助金 其の7:2つの省力化補助金でできるPOD導入

省力化補助金でワークフローを見直そう

人手不足が続く中、現場の負担を減らしながら効率よく仕事を回すため設備による省力化が注目されています。具体的にはレストランで当たり前のように見かけるネコ型配膳ロボットなどは一例といえます。このような省力化は印刷現場でも同様です。そこで今回は、2つの省力化補助金(カタログ型・一般型)の使い方について解説したいと思います。

ノウハウの実践方法をまとめた
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目次

1. 省力化補助金ってどんなもの?

省力化補助金は、人手がかかっている作業を機械やシステムに置き換えるための設備導入を支援する制度です。事業者にとっては設備負担を抑えながら仕事の流れを見直すきっかけとなります。なお、この省力化補助金には大きく2つの類型があります

省力化補助金2つの類型

省力化補助金(カタログ型) 省力化補助金(一般型)
補助対象 汎用設備 専用設備・システム
補助額 従業員5人以下 500万円 従業員5人以下 750万円
6人~20人 700万円 6人~20人 1,500万円
21人以上 1,000万円 21人~50人 3,000万円
50~100人 5,000万円
100人以上 8,000万円
補助率 1/2 1/2(小規模事業者※1は2/3)
特徴 ウェブサイトに掲載されている汎用製品を選択してそのまま導入 自社事業に合わせたオプションや複数設備を組み合わせて導入
使い方 既存作業の一部を省力化・自動化したい 工程全体の流れ、複数作業を省力化・自動化したい
基本要件 労働生産性を年平均成長率3.0%以上向上(3年間)
  • 1.労働生産性※2を年平均成長率4.0%以上向上
  • 2.従業員1人当たり給与支給総額を年平均成長率3.5%以上向上
  • 3.事業場内最低賃金を都道府県別最低賃金+30円以上の水準に(期間は3年~5年)
  • ※1印刷会社の場合従業員数20人以下
  • ※2労働生産性=一人当たりの付加価値額
    (付加価値=営業利益+人件費+減価償却費)
別ウィンドウで開く 省力化補助金(カタログ型)の公式ページはこちら 別ウィンドウで開く 省力化補助金(一般型)の公式ページはこちら

2. 省力化補助金のカタログ型は、一般型とどう違う?

省力化補助金の中でもカタログ型は、あらかじめ登録された「使い方が決まっている設備」が対象になります。製品カテゴリーも決まっており、PODの場合は「産業用枚葉デジタル印刷機」になります。
一方で一般型は、自社業務の中で「ここが一番人手を要している」といったボトルネックを解消するための設備やシステムを対象にしています。もちろんPODも対象です。自社業務の省力化を行う設備という事であれば対象は幅広くなっています。

3. ものづくり補助金とはどう違う?

以前のものづくり補助金では「革新的な生産プロセス」も補助対象でした。そのため、ものづくり補助金でもPODを入れた事で生産方式を見直すといった申請で多く採択されてきました。しかしながら、省力化補助金の登場に伴ってものづくり補助金から「革新的な生産プロセス」は補助対象から除外されています。
現在ものづくり補助金は「新しい事業や製品を生み出す事業」のみが対象となっており省力化のような既存フローの革新だけで申請することはできません。

4. どんなケースでそれぞれ申請できる?

これまで見てきた2つの省力化補助金。PODを導入する際を前提にそれぞれの使い分けについて考えてみたいと思います。これまで申請を支援してきた中で考える立ち位置は下記のようなイメージです。

《カタログ型が向くケース》

  • PODを導入して印刷工程のみを省力化したい
  • 導入したい機種・仕様がそのままカタログに掲載されている
  • 賃上げはしたくないが省力化設備は導入したい

《一般型が向くケース》

  • PODに加えて省力化できる他の設備をセットで導入したい
  • カタログに掲載されている仕様だけでなくオプションを色々搭載したい
  • PODに加えてソフトウェアも設備と一緒に導入したい

このように同じ省力化補助金ですが、2つの類型でそれぞれ対象が異なっていることがお分かりになられたのではないでしょうか。是非この機会に自社の製品を見直してみてはいかがでしょうか。

5. まとめ

いかがでしょうか。2つの省力化補助金それぞれでPOD導入に対して活用が可能だという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

でも自社にこの制度が向いているのかなど、まだまだ不明な点も多いと思います。リコージャパンではそういったお悩みに対し個別相談会を実施し、各社に最適な制度についてアドバイスを行っています。是非リコージャパンの担当者へご相談ください。

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  • ただし無料の個別相談会はPOD機などのリコー製品を活用いただく場合に限りますので、ご注意ください。

本コラム筆者

株式会社GIMS 中小企業診断士 寶積 昌彦 氏

株式会社GIMS 中小企業診断士
印刷業界専門コンサルタント
寶積 昌彦 氏

立命館大学卒業後、ハマダ印刷機械株式会社入社。

各種印刷機、CTP等関連機器等多岐にわたる機械の営業担当を経て、営業管理・推進業務を担当。市場調査や製品開発企画とプロモーション、仕入商品・部材の調達管理や販売・製造台数の予測などの業務に従事。

その後、グラビア印刷会社の朋和産業株式会社に入社し、大手コンビニエンスチェーン、大手カフェチェーンの軟包材の営業を担当後、中小企業診断士として独立。独立後は公的機関の委嘱による中小企業支援を行う傍ら、印刷業界専門のコンサルティングを行う株式会社GIMSにも参画し印刷・製本会社の経営支援に従事している。

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