売上アップを目指す
2020/01/17
今ある印刷機材で売上アップを狙う!<クリアホルダー編>
デジタル化の流れや、スマートデバイスの普及によって印刷物の量は減少傾向。印刷会社は既存の紙への印刷だけでなく、新しい価値ある制作物を提供していかなければ、競争を生き残れません。ただ、「印刷会社が役に立てる領域のどこに新しいニーズがあるのかわからない」「新しく設備投資する資金もない」という課題を持っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、今あるPOD機(オンデマンドプリンター)を活用して今すぐ実践できる売上拡大のための施策をご紹介。第一弾の今回は、BtoC企業にもBtoB企業にも響く「クリアホルダー制作」のノウハウを伝授します!
ノウハウの実践方法をまとめた
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クリアホルダーはどんな企業にも響く万能選手!
クライアントが集客や売上拡大を目指すうえで抱えている課題はさまざまです。特に、印刷物などの販促ツールを使って達成したいことは、大きくまとめると次のとおりです。
- 競合他社と差別化して、自社の売上をアップしたい
- 自社の好感度を伸ばしてファンを獲得したい
- 大きなお金をかけずに、効果的に自社をPRしたい
これらの課題解決に役立つ印刷物が、気軽に作れてノベルティとしての人気も高いクリアホルダーです。
実際、クリアホルダーがクライアントの販促にどう効果があるのか、事例とともに見ていきましょう。
幼稚園・保育園での思い出づくりに!
クリアホルダーは子どもを持つ家庭にも人気です。幼稚園・保育園生活では園から受け取る書類も多いため、紙の保管に便利なクリアホルダーは親にとっても嬉しいノベルティ。運動会や卒園式、また園舎建て替えの記念などの節目にクリアホルダーを制作して配布すれば、子育て中の家庭の楽しい思い出を形として残せます。
1種類のデザインのクリアホルダーではなく、それぞれの園児の名前を印刷したクリアホルダーを作れば、世界にひとつだけの記念品になります。保護者の満足度も上がり、園児や家庭とのつながりを強化できるという幼稚園側のメリットもあります。
また、クオリティの高い記念品がもらえるという口コミが広がれば、幼稚園の評判が上がり、新規の入園児獲得につながるという効果も。入園式、卒業式といった行事ごとにオリジナルのクリアホルダーを作る企画を提案すれば定期受注につながるため、印刷会社の売上拡大も見込めます。
小売業ならイベントのノベルティに!
ショッピングセンターや商店街などの小売業の販促物としても、クリアホルダーは定番。店舗で開催するイベントで配布すれば、お客様にも喜ばれます。イベントの内容に合わせたオリジナルのクリアホルダーを提案しましょう。
広い印刷面が使えるクリアホルダーは、店舗のカラーやイメージをビジュアルでしっかり伝えることができます。クリアホルダーを持ち帰ったお客様が、生活の中で自然に利用しながら頻繁に目にするため、店舗の認知度の向上や、ファン獲得につながります。
メーカーは展示会やセミナーで!
メーカーのブランディングや、商品情報の告知にも便利なクリアホルダー。特に、メーカーが開催する展示会やセミナーは、クリアホルダーを販促に活用してもらうチャンスです。
ロゴや商品を印刷したクリアホルダーの配布も有効ですが、若年齢層、ファミリー層、シニア層といった、来場する人の属性に合わせてデザインを変えて制作すれば、より高い訴求効果が期待できます。来場者とイベントの場で話をして、そのニーズに応じた商品やデザインのクリアホルダーを渡すのもオススメ。複数のデザインを用意すれば、同じようにクリアホルダーを販促に使っている競合他社とも差別化を図れます。
このように、クリアホルダーはどんな業種の企業にとっても販促ツールとしてのメリットがあります。ぜひ、日ごろの案件提案の中にプラスアルファの企画として盛り込んでみましょう!
クリアホルダー用に大きな設備投資は不要
クライアントの販促に役立つクリアホルダー。でも、クリアホルダーの印刷機を導入するための大きな設備投資が必要では?と思う方もいるかもしれません。ですがご心配はいりません! 最近のPOD機の多くは、加工済みクリアホルダーに直接印刷ができるため、お持ちのPOD機が使えます。大きな設備投資をすることなく、オリジナルのクリアホルダーが作れるのです。
またPOD機なら1枚1枚データを変えて印刷することができるため、ユーザーの名前を入れるなどのカスタマイズが可能。クリアホルダーの1to1印刷で、クライアントへの販促物の提案の幅を広げることができます。
印刷が可能な加工済みクリアホルダーの一部はこちら!
- 中川製作所「オンデマンドクリアホルダー マット」
- 桜井「オンデマンドホルダー スターコピカホルダー」
- オストリッチダイヤ「マイデザイン紙ホルダー プレコ」など
※お持ちのPOD機によって対応可能な素材は異なります。詳しくは各POD機メーカーまでお問い合せください。
小ロット対応でWeb注文によるプリントともすみ分けができる
気軽に安価で発注できるため利用する企業も増えているWeb注文によるプリント。クリアホルダーも、結局Web注文によるプリントで作れてしまうのでは?と懸念する方もいるかもしれません。ただ、POD機によるクリアホルダー印刷は、Web注文によるプリントとの差別化・すみ分けをすることができます。
オンデマンドプリントなら、Web注文によるプリントでは費用が上がりがちな小ロットでも単価を押さえて制作できるためクライアントにもメリットがあるのです。「イベント用に、今すぐ少しだけクリアホルダーを作りたい!」というクライアントに対しても、POD機なら、印刷会社様の利益をしっかり確保しながらも低コストで要望に応えることが可能です。
まとめ
POD機によるクリアホルダー印刷を取り入れると、通常の印刷物にプラスアルファの案件獲得が見込めます。クリアホルダー提案は、伸び悩んでいたクライアントからの受注が拡大するチャンスです。クライアントにとっては、慣れた印刷会社にクリアホルダーの制作を依頼できるというメリットも。小ロット対応や名前印刷といったPOD機ならではの強みを生かして、今ある機材で業績アップを狙いましょう!