
売上アップを目指す
地域の“売りたい”を形にする 「道の駅 りこうの里」で見る小ロット高付加価値商材のヒント
Print Compass編集部は、リコープロダクションプリンターのメインショールームである「RICOH Printing Innovation Center」(以下、ショールーム)で開催中の「ポップアップ展示」企画を取材しました。
このポップアップ展示は、「来場するたびに新しい発見や体験を持ち帰っていただきたい」というショールームスタッフの想いから生まれた、期間限定の展示コーナーです。 ショールームでは最新の印刷機器や多彩な印刷サンプルをご覧いただけますが、ポップアップ展示ではそれに加え、「この技術や表現をどのようにビジネスへ活用できるのか」という具体的な提案のヒントを体感できることが大きな特長です。
企画内容は年4回、季節ごとに刷新され、今回が第2弾となります。そこでPrint Compass編集部は、ショールームスタッフにポップアップ展示の見どころや企画に込めた想いについて話を伺いました。
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ポップアップ展示の見どころ

編集部: 本日はよろしくお願いします。早速ですが、まずは企画のコンセプトを教えてください。
スタッフ: 常設展示に加えて、ポップアップ形式を取り入れることで、ショールームに「変化」と「鮮度」を持たせることができました。
- トレンド性の高いテーマ展示
- 新たな印刷・表現技術の提案
- パートナー企業とのコラボレーション
など、毎回異なる切り口でコンテンツをお楽しみいただけます。
また、展示物を見るだけではなく、「このアイデアを自社のお客様へどう提案できるか」という視点で見ていただくと、より多くの発見があると思います。
編集部: 絞ったコンセプトをもとに、提案のヒントとなるような場を目指しているんですね。それでは、今回の展示について、ご紹介をお願いします。
スタッフ: ポップアップ展示第2弾は架空の道の駅をコンセプトとした、「道の駅 りこうの里」です。地域活性化を目的とした物産館をイメージしたコーナーを作りました。
地域ブランド立ち上げ事業、地元の個人事業者や地域企業、観光・イベント関連会社など、少量・多品種の印刷を求めるお客様をターゲットとして想定しています。
「そもそも生産数が少ない」「季節限定、頻繁に内容が変わる」「まずはテスト販売をしたい」「農作物などの丹精込めた商品なので、その想いを購入者へ伝えたい」といった、印刷会社様へ実際に発注するクライアントに対し、RICOH
Pro Cシリーズの小ロット対応・即応性・特色/素材表現を活かして、印刷会社様が“企画段階から提案できるヒント”を詰め込みました。
「オンデマンド印刷で、“つくりたい”を、“ちょうどいい数”だけ。地元の「売りたい」に、小ロット&高付加価値という選択を。」というメッセージを込めて企画しています。さまざまな業種に横展開できる“アイデア見本”としても構成しています。
編集部: 盛りだくさんの内容ですね。具体的なアイテムをご紹介ください。
「道の駅 りこうの里」アイテム商材ご紹介
01 ご当地野菜のスープパッケージ

スタッフ: パッケージの印刷に、RICOH Pro C7500のスペシャルトナーの一つである、マットクリア 抗菌・抗ウイルストナーを使用しています。
抗菌機能に加え、全面・部分使いでマットPPのような質感を表現できるのが特長です。
展示ではトナーの使い方を「全面」、「部分使い」、「ノーマル」の3種類でご用意しており、見比べることができます。
編集部: 同じようなスープパッケージで、トナーの使い方による印象の違いを実際に比較できるのは活用イメージが具体的に湧きますね
使用機材・用紙
- グラフテック「フラットベッドカッティングプロッタ FCX2000シリーズ」
- 王子製紙「OK特アートポスト 256gsm」
02 道の駅スイングPOP

スタッフ: ラミフリーで制作できるスイングPOPです。道の駅向けの販促ツールをイメージして制作しました。あらかじめミシン目加工された用紙を使用しているため、印刷後に切り抜くだけで作成できます。小ロットの販促物制作にも活用しやすい商材です。
編集部: 用紙にあらかじめミシン目が入っているので、加工機を使わずに作れるのですね。必要な数量だけ手軽に制作できる点も魅力的です。
使用用紙
- 中川製作所「ラミフリースイングPOP」
03 道の駅ポスター

スタッフ: 生産者の顔や想いを伝えるA4ポスターです。高画質なオンデマンド印刷で「私が作りました」というストーリーを売り場で訴求し、購買促進につなげます。厚紙ラミフリー用紙を使用しているので、ラミネート加工なしでも光沢感のある仕上がりを実現しています。
編集部:
売り場に欠かせないポスターも期間限定品となると小ロット印刷になりますね。ラミフリーを使えば、ラミネート加工の手間が省け、すぐに作成することができますね
光沢感のある仕上がりのおかげで、ソフトクリームも鮮やかでおいしそうに見えますね。食べたくなります
スタッフ: 様々な用紙に対応しているオンデマンド印刷機を活用することで、多様な印刷物を高品質に制作できます。商品の魅力や作り手の想いなど、伝えたいメッセージに合わせた表現ができるのも特長です。
使用用紙
- 中川製作所「ラミフリー厚紙」
04 農カード

スタッフ: 地元農家さんを紹介するトレーディングカードです。
近年、地域活性化施策としてカードを活用した取り組みが注目されていますが、今回はその発想を農業分野に展開しました。商品と一緒に農カードを配布することで、生産者の顔や想いを知っていただくきっかけをつくることができます。また、複数種類を用意することで「次はどのカードだろう」と集める楽しさも生まれ、売り場の話題づくりやリピート購入のきっかけにもつながります。こういった印刷物も、オンデマンド印刷なら小ロットでのスタートが可能です。
編集部:
単なるカードではなく、生産者と購入者をつなぐコミュニケーションツールになっているのですね。裏面にはオンラインショップへ誘導するコードなども入っていて、しっかりと購入後の接点づくりを狙っていますね。
加工は、何を使われていますか?
スタッフ: 名刺カッターで手軽に作成しています。
使用機材・用紙
- カール事務機「プロスカット」
- 日本製紙「フロッシュホワイト 240gsm」
05 お菓子のクラフトパッケージ

スタッフ: クラフト紙×RICOH Pro C7500のホワイトトナーで高い視認性を実現しました。ホワイトトナーは隠ぺい性が高く、1回の印刷でしっかりと白色を表現できるため、クラフト紙の素材感を活かしながらデザイン性を高めることが可能です。クラフトの素材を活かした、限定品やテスト販売の商品を小ロット・高付加価値を紹介しています。
編集部:
色のついた用紙や、風合いのある用紙はRICOH Pro Cシリーズの得意な領域ですが、それにスペシャルトナーを組み合わせることでより価値のある印刷物が作れますね。
取手についているタグも素敵ですね。
スタッフ: タグはパッケージの端材を使って作っています。型抜きされてしまう箇所にあらかじめデザインをしておくことで、本来なら破棄されてしまう端材も利用することができます。
編集部:
後加工で出る端材を商品のタグに活用するアイデアは、用紙を無駄なく使えてよいですね。
抜きの形も、ものによっては面白い形になっているなと思っていましたが、こんな風に無駄なく使えるとは。エコの取り組み紹介まで、色々とネタを隠し持っていますね
使用機材・用紙
- グラフテック「フラットベッドカッティングプロッタ FCX2000シリーズ」
- 大和板紙「GAクラフトボード FS-アース 14Kg」
06 ご当地限定ワインラベル

スタッフ:
限定ワインラベルを小ロットから制作できるオリジナル商材です。レザックの凹凸感を活かした紙ラベルにシール加工を施し、高級感のある質感を演出しました。ヒサゴ社のフルオートラミネーターを活用することで、必要な枚数だけ効率的に制作できます。
ご当地限定ラベルのような少量生産にも適しており、オンデマンド印刷との相性も抜群です。今回はレザックならではの風合いを活かした仕上がりとしました。こうした凹凸のある用紙も、後加工機を活用することでシール化が可能となり、商品の付加価値向上につなげることができます。
編集部: タック紙に印刷するのではなくて、後でシールに加工するんですね。この手法を使えばレザックなどの凹凸のある用紙もシールにすることが可能なんですね。さまざまなシールが作れそうです。
スタッフ: 貼る対象によっては粘着性を考慮する必要がありますが、こちらは瓶に貼ってもはがれにくい、強粘着シールのシートを使っています。
使用機材・用紙
- ヒサゴ「フルオート両面ラミネーター HLA-2301」
- グラフテック「自動給紙型カッティングプロッター CE8000-ASF1」
- 特種東海製紙「レザック66 203.41gsm」
07 顔だけパネル 名産品バージョン


スタッフ: 名産品モチーフの顔はめパネルです。観光地にある顔はめパネルの簡易版で、手に持って自撮りもできるサイズで制作していて、手軽に楽しめるツールです。記念撮影やSNS投稿のきっかけづくりに活用できます。
編集部: 記念撮影用だけではなく店頭での呼び込みや話題作りに出番がありそうです。名産品やキャラクターの形に抜かれたパネルは見た目も面白く、実際に使ったときは思わず笑ってしまいそうな良さがありますね。売り場のそばにおいておくことで、賑わいを演出したり、商品への興味・関心を惹くアイテムになりそうです。制作もそこまで手間がかかるわけではなさそうですし、一気に広まりそうな感じがありますね
使用機材・用紙
- グラフテック「フラットベッドカッティングプロッタ FCX2000シリーズ」
- ヒサゴ「フルオート両面ラミネーター HLA-2301」
- 王子製紙「OK特アートポスト 256gsm」
何度訪れても新しい発見がある場所
編集部: 用紙や後加工の活用を工夫することで生まれる印刷物の表現の幅や、付加価値についてわかりやすく展示されています。実物に触れてお話を聞くことで、よりアイデアが拡がると思いました。
スタッフ:
RICOH Printing Innovation Centerは、「何度訪れても新しい発見がある場所」としてショールームを常に進化させることを目指しています。
お客様にとっては、
- 新しいアイデアを得られる場
- 次のビジネスのヒントが見つかる場
として価値を提供し続けたいと考えています。
今後もさらに企画内容の進化と体験価値の向上を図り、ショールームを起点としたコミュニケーションの活性化と、ビジネス創出の機会拡大を目指していきます。
編集部: 実際に訪れることで来場され方それぞれの気づきや、会話の中で生まれる新たな発見がたくさんありそうですね。本日はありがとうございました。
スタッフ: そう言っていただけると嬉しいです。皆様も、ぜひショールームへのお越しください。お待ちしております
ショールームでは、実際の展示をご覧いただくことで、サンプルを見るだけではわからない活用方法や商材展開のヒントをご紹介できます。
ぜご来場いただきたいところですが、展示サンプルの一部はサンプル請求サイトからお取り寄せいただくことも可能です。
下記リンクご覧ください。




