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小売業の課題はココ!提案型営業で「必要とされる印刷会社」へ

小売業の課題はココ!提案型営業で「必要とされる印刷会社」へ

デジタル化の流れで、紙の印刷物の生産量は年々減少傾向に。紙に関わる業界の間で危機感は高まっていますが、印刷会社がすでに持っているスキルを活かして事業を広げられる分野は実はたくさんあるのです。たとえば、豊富な用紙の知識や、紙媒体の制作で培ってきたコンテンツ力を活用すれば、新しい制作物や販促企画の提案を行うことが可能です。

ただ、これまで紙に慣れてきた印刷会社の中には、「特定の分野一本でやってきたから他に何をすればいいかわからない」「クライアントにどんなニーズがあるかわからない」という方もいるかもしれません。そこでこのコラムでは、そんな方々の提案に参考になる情報を提供します。今回は「小売業編」として、小売業に携わる企業が抱えている課題に効く施策をご紹介します!

ノウハウの実践方法をまとめた
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目次

小売業はこんなことでお困りです!

小売業のクライアントは、販促についてどのような悩みを抱えているのでしょうか。小売業の主な課題は、次の通りです。

似たような販促物ではユーザーの関心を引けない

スーパーや商店街などでは、チラシやポスターなど主に紙の印刷物を販促に使用しています。その発注に慣れている企業は、新しい制作物を作りたいと思いながらも定番の印刷物に頼ってしまいがちです。画一的な販促ツールばかりで、お客様の関心を引くことができないという課題を抱えているケースがあります。

既視感のある販促物だけでは、小売業がターゲットとするお客様の心には深く響きません。パッと目を引くツールが作りたいものの、そもそもどんなことができるのかという知識がないクライアントも多いのです。

最新情報を効率的に届けたい

小売業が常に抱えている課題のひとつが、情報発信の方法です。小売業は、季節のイベントや最新情報をお客様に届けたいと考えています。ただ、情報の更新に合わせて、既存の紙のポスターやPOPのデザインを頻繁に変えて印刷をしなおすことはコストや時間の面でも非効率。費用を抑えて効率的にタイムリーな情報をお客様に届ける販促物がないか、悩んでいる企業は多いのです。

環境問題への対応も必要

廃プラスチックによる汚染など、環境問題が世界的に深刻化しています。小売業界も、その対応を強く求められています。対策にはコストや手間がかかりますが、一方で、環境問題への積極的な取り組みはイメージアップにつながるというメリットもあります。

脱御用聞き!小売業に向けてできる提案

では、小売業の課題を印刷会社の得意分野を活かして解決するには、どんな方法があるのでしょうか? 具体的に紹介します。

顧客のニーズに適したリッチな印刷物で差別化!

クライアントの課題や販促の用途に応じて、最適な印刷方法や特殊な用紙を活用することで、通常の用紙への印刷から一歩進んだ提案が可能です。

バリアブル印刷を活用した1to1 DM

1枚1枚、異なる内容を印刷できるバリアブル印刷を使えば、クライアントの個別ユーザーのニーズに応じた情報を的確に届けることができます。たとえば、販促物に印字したQRコードを使い、それを読み取った先でユーザーがどんな情報を見ていたかというデータからユーザーのニーズを分析。興味に応じたDMを送り分けることが可能です。

特殊用紙で販促ツールに高級感を

特殊な印刷物の提案をできるのも、印刷会社ならではの強みです。そのひとつが、特殊な不織布に美しく印刷をしてノベルティを制作できるリコーの「ピカ~ソdeプリント」。資料やパンフレットの配布に最適な書類用バッグ、厚みのあるアイテムを入れられるマチ付きバッグ、ブックカバーなど、様々なアイテムに印刷が可能です。柔らかい肌触りで軽く、丈夫で高級感もある不織布のオリジナルグッズを1枚から作ることができます。

また、POD印刷機で印刷できる耐水用紙であるラミフリーも販促ツール提案の幅を広げるアイテムです。生鮮食料品売り場や屋外の売り場で使うPOPなど耐水性が必要な販促物も、プリンターで印刷が可能。これまでラミネート加工をしていた販促物も印刷だけで制作できるため、効率的です。耐久性もあるので、長時間貼り出す用途にも活用できます。

印刷会社の強みである用紙対応力を活かせば、小ロットからクライアントに喜ばれる多様な販促物を作ることができます。用紙の使い分けで他社との差別化を図りましょう。

特殊用紙で販促ツールに高級感を

デジタルサイネージで最新情報を届ける

ポスターやショーカードに代わる情報発信ツールとしてニーズが伸びているのが、デジタルサイネージです。情報発信のタイミングで印刷をしなおす必要がある紙媒体と比べて、データを変えればすぐに内容を変えられるデジタルサイネージは、小売業にとって的確な情報発信に有効です。

デジタルサイネージは紙媒体と対極にあるツールように見えますが、実は、印刷会社だからこそ強みを発揮できる領域です。デザイン素材など、すでにあるコンテンツを流用してデジタルサイネージ用のデータを作ることができるため、導入がスムーズ。印刷会社は、ポスターやショーカードの印刷物が減っても、店頭POPの分野でクライアントの販促に貢献して売上をあげることができるのです。

なお、デジタルサイネージの提供や設置業務は、リコーが代行可能です。サイネージのメリット等について詳しく知りたいという方も、ぜひリコーにご相談ください。

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デジタルサイネージで最新情報を届ける

注目される新素材LIMEXを使った印刷で企業のイメージアップを実現

環境対策を迫られる小売業には、環境に配慮した販促物の提案が有効です。それを提案する印刷会社にとっても、エコロジーに配慮した事業を行う会社であるとクライアントにアピールすることが可能。環境対策が課題の小売業のパートナーとして、必要とされる存在になるための近道です。

印刷会社が提案できるエコ素材のひとつが、LIMEX(ライメックス)です。LIMEXは、プラスチックや紙の代替として地球上に無尽蔵に存在する石灰石を使用した今注目の素材。LIMEXを使えば、地球上の大切な資源である水と木をほぼ使用せずに紙代替製品を作ることができます。LIMEXを開発した株式会社TBMと協業するリコーのPOD印刷機は、LIMEXを使った用紙に印刷が可能。エコ素材を使った印刷物で、クライアントの環境に配慮した販促活動をサポートできます。

注目される新素材LIMEXを使った印刷で企業のイメージアップを実現

>LIMEXについてくわしくはこちら

でも提案ノウハウがない…という方はぜひご相談ください

このように印刷会社が役に立てる領域は、実は紙媒体以外にもたくさんあります。ただ、新しい施策の魅力は理解できても、どのように提案をしたらいいかわからない…という方もいるかもしれません。そんな方は、ぜひリコージャパンにご相談ください! NetRICOHによる用紙や印刷素材の提供、またデジタルサイネージ導入の支援など、クライアントへの新しい提案をお手伝いします。

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まとめ

今まで行ってきた通常の印刷に新たな価値を付与した販促物や、すでにあるコンテンツを活かせる新しい販促ツールは、小売業のクライアントが競合他社との差別化を進めるために有効な施策です。また、印刷会社にとっては、クライアントの満足度向上による信頼獲得というメリットもあり、新領域の開拓や売上アップも見込めます。デジタルサイネージの運用が決まれば、長期的なコンテンツ管理費の獲得にもつながります。小売業にとっても印刷会社にとってもWin-Winな新しい取り組みを、ぜひ提案に取り入れましょう!

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