DX化を一歩前進!印刷会社が社内にデジタルサイネージを導入するメリットとは

DX化を一歩前進!印刷会社が社内にデジタルサイネージを導入するメリットとは

ディスプレイを通じてさまざまな情報発信が可能なデジタルサイネージは、今や駅や店舗、オフィスや工場などさまざまな場所に設置されています。

動きを付けて視覚に訴えたり、音を出して聴覚に訴えたりすることも出来るので、発信力の高いソリューションとして印刷会社様が印刷物と合わせてビジネス展開していることも多いのではないでしょうか。

実はそのデジタルサイネージを印刷会社の社内の各所に導入することで、多様なメリットが期待できます。今回は印刷会社の社内における利用用途や設置場所のアイデアとメリットをご紹介します。

ノウハウの実践方法をまとめた
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目次

1. 自社や顧客を知るための情報発信【風土改革】

デジタルサイネージは、STBという映像受信機器をディスプレイなどの表示装置と接続し、設定するだけで手軽に設置できる情報配信サービスです。インターネットにつながるクラウド型のデジタルサイネージなら、ニュースや天気予報などの自動配信や、遠隔から複数場所のサイネージを操作することによるタイムリーなコンテンツ入れ替えが可能です。

印刷会社様の社内においては、印刷現場(工場)や事務所内の共有スペース、コミュニケーションスペース、受付、社員食堂などのさまざまな場所に設置し、多様なコンテンツ配信が可能になります。

写真:デジタルサイネージ設置例1

写真:デジタルサイネージ設置例2

写真:デジタルサイネージ設置例3

例えば、自社の納品データであるクリエイティブを事例としてコンテンツとし、デジタルサイネージに配信することも可能です。自社がどんな顧客とどんな仕事をしているのか、各メンバーがどのように関わっているのか、というのは意外と知られていないものです。知らない、ということが普段のコミュニケーションの障害になったり、意思疎通を難しくしたり、リスペクトの欠如に繋がるような経験がある方も多いのではないでしょうか?

サイネージでそういった情報を社内に発信することは、一見すると即時的な効果は見えにくいかもしれませんが、閲覧した社員は自社の活動や顧客をより深く知ることができ、長期的な視点で社内の風土づくりやコミュニケーション活性化に寄与していきます。

またタッチパネル式ディスプレイにすれば、社員がタッチして、自ら選択しながら能動的に閲覧できるようにすることもできます。

写真:タッチパネル式ディスプレイ

2. 工場の稼働スケジュールを営業部門にシェア【社内状況可視化】

印刷会社様において、印刷部門・工場の稼働スケジュールを営業部門がわかるように、営業部門の執務室や誰もが目に留まる共有スペースにおいてデジタルサイネージで配信するのも一案です。

写真:稼働スケジュールをシェア1

写真:稼働スケジュールをシェア2

例えば工場の工程進捗状況をデジタルサイネージで営業部でも手軽に見られるようになれば、クライアントに連絡するタイミングを思い出すことが出来たり、スケジュール調整が容易になったりと、製造部門と販売部門の連携強化に役立ちます。

特に営業部門・制作部門・印刷部門などが別拠点にあったり、フロアを跨いだりしている場合には連係ミスが起きやすくなるので、デジタルサイネージによる状況の見える化は非常に大事です。MISの画面を各自のPCで見れるよ、という会社も多くあると思います。しかし各自のチェックに任せていると「見るのを忘れていた」ということが起こるのも、あるあるではないでしょうか?デジタルサイネージの大画面に映しておくことで、“勝手に目に入ってくる”という状況を作るアプローチは、そういった観点でも重要です。

もちろんスケジュールだけではなく、各ビジネスの単品損益の把握であったり、起こっているトラブルなどを様々な部門で把握できることで、納期に限らず様々な視点で改善ポイントを探すことが出来るようになります。

各社員が情報を知っているということで、より能動的に業務効率化に向けた改善活動が行われていったり、知らなかったことによるトラブルを未然に防げるというのは、企業として大きなメリットではないでしょうか。

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3. 新入社員の情報発信ツールとして【人材育成】

デジタルサイネージは、人材育成や教育の分野でも活用ができます。

例えば、まだ社内にその名前や特性、人物像などが浸透していない新入社員の情報を、自然と目に入ってくる社内のデジタルサイネージに掲載することで、社内浸透を促すことができます。

休憩室や社員食堂などに設置したデジタルサイネージに配信すれば、社員同士の会話の話題にもなるでしょう。

写真:新人紹介画面

写真:デジタルサイネージ設置例1

写真:デジタルサイネージ設置例2

また、新入社員本人に自己紹介や研修で勉強したことを自らまとめたコンテンツを作成してもらい、それをサイネージで投影するといった方法で、ただの情報発信にとどまらず、育成の場としてもデジタルサイネージを活用できます。

もちろん新入社員に限らず、社内サークルや懇親会の情報を発信したりなど、業務上以外の内容を発信するのは、社内コミュニケーション活性化・会社への帰属意識UPという点でも非常に効果的です。「今月誕生日の社員」などの情報を随時発信して盛り上がる、なども一興ではないでしょうか?

ぜひ様々なコンテンツでコミュニケーションを図っていきましょう。

4. 今後のコンテンツ提案の社内実践【業態進化】

さらに、デジタルサイネージのノウハウを溜めることは今後の印刷会社様のビジネス拡大にも寄与するかもしれません。

これまでに培ったグラフィックデザインの技術を活かして、デジタルコンテンツ制作を行い、デジタルサイネージとセットでクライアント企業に提案する、というビジネスは今までの印刷ビジネスの延長線上で検討できるのではないでしょうか?

紙のポスターなどがデジタルサイネージに移行し、印刷ビジネスが減少した、という話はよく耳にしますが、その分デジタルサイネージとコンテンツ制作を新たなビジネスチャンスとすることができれば、ポスター以上のビジネスになっていく可能性もあります。

今後、デジタルサイネージのコンテンツ制作代行などの事業展開を視野に入れて、効果的な使い方のノウハウをクライアントに示せるように、社内実践事例をつくる意味でも自社でデジタルサイネージの活用を検討するのもアリかもしれません。

5. まとめ:DX化の一歩にデジタルサイネージ

いかがでしたでしょうか?本コラムでは、印刷会社が社内にデジタルサイネージを導入するアイデアとメリットをご紹介しました。ぜひこの機会に、デジタルサイネージ導入を検討してみていただければと思います。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が国内企業の間で加速する中、印刷会社においても急務となっています。

そうした中、今までご紹介したようなデジタルサイネージの効果は、社内向けの情報発信のデジタル化や、デジタルを使った業務改善、といった「まさにDXでやりたかったこと」の1つと言えるのではないでしょうか?

まずはデジタルサイネージで「情報を見える化」し、働きやすい環境を整えていくのは、DXや働き方改革といった、昨今の印刷会社様の課題を解決する1つの方法かもしれません。

情報を分かりやすくシェアする取り組みの結果、さらなる発展させていくことで、DXにつなげていきやすくなるのではと思います。

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