カラーPOD機おすすめ特殊紙ランキング ベスト5

カラーPOD機おすすめ特殊紙ランキング ベスト5

新型コロナウィルスの影響下でますますデジタル化の流れが加速し、印刷物の量は減少傾向。メイン事業である“印刷事業”で新たな仕事・案件を増やそうとした場合に、既存の紙への印刷だけでなく、新しい価値ある制作物を提供していかなければ、競争を生き残れません。
そんな新しい価値のある制作物を創り出そうとするときのヒントとなるのが、特殊紙とPOD機を活用した印刷物です。
様々な用紙会社が独自の特殊紙を製作しており、さらに昨今のPOD機は特殊紙を印刷することが出来る機種が多くあります。
選んだ特殊紙によって、唯一無二のものを制作することができ、ビジネスの現場においては他社との差別化を図ることができます。

そこで本コラムでは、Print Compass編集部が選んだPOD機で活用できるおすすめ特殊紙5つをランキング形式でご紹介します。

それぞれの用途や制作物の紹介、POD機での活用方法など知って得する情報をお届けしますので是非参考にしてください。

ノウハウの実践方法をまとめた
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目次

おすすめ特殊紙 第5位
ミルキーホルダー

おすすめ特殊紙 第5位ミルキーホルダー

自社のPRが出来る販促ツールに早変わり!

ミルキーホルダーはPETと呼ばれる素材を使った書類ホルダーでマット調の乳白色でとても美しい仕上がりのものとなっています。
厚みは「厚手(270μ)」と「スリムタイプ(220μ)」の2種類があり、どちらもしっかりした厚みです。共にA4サイズさらには、最近需要が増えているA5サイズ用があります。

「自社のPRができて、お客様の使い勝手のよいノベルティが欲しい・・・」
「競合他社と差別化して、自社の売上をアップしたい」
「大きなお金をかけずに、効果的に自社をPRしたい」

そんなお悩みを持つクライアント企業へご提案されるときには、会社のPRを入れたデザインのクリアホルダーをご検討されてはいかがでしょうか?

広告・販促ツールやイベントの記念品にもぴったり!

POD機を活用すれば大きな設備投資は必要なく、生産が出来る!

クリアホルダーの生産には、専用の印刷機や加工機等の大きな設備投資が必要では?と思う方もいるかもしれません。
POD機とミルキーホルダーを活用すれば、印字する際は、白色のインクを使わずに成型済のホルダーをセットして、印刷するだけと、簡単にクリアホルダーを作成することが出来るので費用や工数をかけずに生産が可能です。

またPOD機なら1枚ごとにデータを変えて印刷することができるため、ユーザーの名前を入れるなどのカスタマイズが可能。クリアホルダーの1to1印刷で、クライアントへの販促物の提案の幅を広げることができます。

A5サイズのクリアホルダー印刷も簡単に出来る!

さらに!ちょっとした書類の持ち運びやカバンの中にすっぽり入る小さくて便利な A5サイズのクリアホルダーも最近では需要が高まっており、旅行先のパンフレットやお子様の検温表などを入れるのに活用され、注目されています。

一般的なクリアホルダーはA4サイズで作られるものが多く、それ以外のサイズで印刷したい場合は、加工費などを含めて生産コストが高くなりがちですが、ミルキーホルダーはA5サイズでの調達が可能ですので生産コストを抑えて、印刷物を作ることが出来ます。

※左:A5サイズのミルキーホルダー 右:A4サイズのミルキーホルダー

※左:A5サイズのミルキーホルダー 右:A4サイズのミルキーホルダー

このミルキーホルダーはRICOH Pro C シリーズで直接印刷可能となり、大きな設備投資や工数をあまりかけずに、クリアホルダーを生産することが出来ます。
販促ツールにミルキーホルダーを活用して、新しいビジネスを獲得しましょう!

本コラムでご紹介した5つの特殊紙をRICOH Pro Cシリーズで印刷したサンプルを無料配布中!お申し込みはこちらから!

おすすめ特殊紙 第4位
ノーカーボン帳票用紙・N40

ノーカーボン帳票用紙・N4

業種問わず使われる「帳票」はポピュラーな印刷物

製造業、小売業、建設業、観光業、クライアント企業の業種は多岐にわたると思いますが、どんな業種でも使われているのが、納品書・請求書・明細書・各種帳簿などの「帳票」。デジタル化が進んでいる昨今ですが、それでもBtoC・BtoB問わず複写式帳票の出番はまだまだありますよね。それゆえに印刷会社の案件としても非常に多いのではないでしょうか。

ただその反面「軽オフ機で刷っていたけど機械の老朽化や職人の引退が気になる…」「小ロットの注文やオリジナルデザインの注文が増えていて対応が難しい…」「そもそも帳票印刷は専門会社がやるものと思ってウチでは受けてなかった…」というような声も聞こえてきます。

人気のカギは「カンタン手間いらず」!そして特色でさらに便利に!

実はN40などの薄紙ノーカーボン紙にも対応しているPOD機もあるんです。

POD機でも刷れるのであれば、前述のような「機器老朽化」や「小ロット対応」などのお悩みを解決できることをイメージできるのではないでしょうか。また、帳票の仕事をとるためだけに新たな設備投資を行う、という必要もありませんので、今まで帳票印刷を行ってこなかった印刷会社のビジネスチャンスを広げる形でもご利用いただいております。

さらにデジタルデータで必要な分だけバリアブル出力が可能という特性から、「ナンバリング」などの可変印刷にもバッチリ対応できますし、通常のCMYKに加えて特殊な5色目を使用できるRICOH Pro C7200Sシリーズを活用いただければ、【ホワイトトナー】を活用した疑似的な減感処理であったり、【ネオンピンクトナー】を活用した印鑑(朱色)の再現など、より付加価値の高いノーカーボン紙の出力をPOD機1台で実現することが可能です。

※ネオンピンクトナーを活用し、印鑑(朱色)の再現したもの

※ネオンピンクトナーを活用し、印鑑(朱色)の再現したもの

さらにリコーのPOD機ならではのメリットとして、CMYKのうち2色のみで印刷するよう設定すればモノクロ印刷と同じ料金で刷ることが出来る、というものがあります。この設定はスミ(K)+1色、という印刷が多い帳票印刷で非常に重宝いただいております。

2色までならモノクロカウンター料金!

是非POD機でノーカーボン紙・N40を活用して、仕事の幅を広げることをご検討ください!

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  • 機種(モデル)によってはノーカーボン対応のためのオプション購入が必要な場合がございます。
  • 銘柄や用紙の目方向によって対応可否がございますので事前にご使用前に販売担当者までお問い合わせください。

おすすめ特殊紙 第3位
長尺コート紙

既存のビジネス+付加価値提案で関係力強化!設備投資、断裁いらずで大きな掲示物の仕事を獲得できる販促ツール

大きく目立たせたい提示物に最適!

長尺コート紙とは、最大A4用紙6枚分の長さを要する大きな用紙で、店頭にあるような大きなポスターやPOPなどが手軽に作成できます。

「大きなPOPを作ろうと、いくつかのコピー用紙を貼り合わせて作るのは面倒で大変…」

上記のような既存クライアントの悩み事に対して、外注依頼したり、他社を紹介したりとせっかくのビジネスチャンスを取り逃がしているということはございませんか?

そんな時には長尺コート紙を提案してみてはいかがでしょうか?

大きく目立たせたい提示物に最適!

POD機を活用すれば大規模な設備投資を必要とせず長尺印刷が出来る!

従来、長尺への印刷は専用の大きな断裁機を活用し、印刷・加工していたため、費用対効果から鑑みて専門の業者へ依頼されている印刷会社様も多いのではないでしょうか

POD機を活用すれば、用紙をセットするだけで長尺紙への印刷が可能となり、断裁機等大きな設備投資をすることなく、印刷物を作ることができます。
さらに1パスで両面印刷ができるので、長尺用紙を重ね張りしたり、2度刷りしたり等の工数削減にもつながり、設置場所に応じてバリエーション豊かに販促物をクライアントへ提案出来るようになります。

RICOH Pro Cシリーズであれば、エアピック給紙トレイ長尺紙オプションを装着することで、700mmまでの長尺紙を印刷することが可能になり、手差しトレイを長尺化すると、さらに1,260mmまでの用紙が印刷可能となります。
また、長尺紙の連続印刷が可能なので、生産性を大きく高めることが出来ます。

長尺印刷対応サイズ

また、小ロットの受注にも対応し、さらに販促物を生産性高く制作できるので、
ECサイトなどで獲得する大量の小口案件に対応でき、今までにないようなオリジナル商品を生産したり新たなビジネスを狙うことが出来ます。

いつも受けている販促物の印刷にプラスαで大きなポスターやPOPなどのビジネスを獲得でき、クライアントとの関係力アップに活用できる長尺コート紙を一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

  • 対応できる長尺サイズや自動両面の可否など、機種(モデル)やオプション構成によって異なります。詳細につきましては弊社担当営業もしくはサービスマンにご確認ください。

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おすすめ特殊紙 第2位
レザック66

レザック66

違いの出せる用紙レザック66の使われ方と課題

「皮のような」という意味の「レザーライク」が用紙名の語源になっている「レザック」に発売年を表す数字を組み合わせて名前が付けられていますが、中でも「レザック66」(1966年発売開始)は印刷会社のみなさまには、【表紙で使う特殊紙】として広く認知されているのではないでしょうか。凹凸のある見た目は一般的なコート紙や上質紙よりも高級さを感じさせ、その独特の触り心地は「特別な印刷物を手に入れた」という感覚を受け手に与える、格式高い用紙の1つと言えるのではないでしょうか。

「卒業文集」「論文」「記念誌」「契約書」あるいは「差別化したい販促物」など<特別なタイミング>で使われるレザック66。印刷会社にとっては普段から当たり前に扱っているレザックですが、基本的にスミ一色で印刷している会社が多く「競合他社と差別化する」という意味では悩ましい部分もあるかもしれません。

POD機でレザック印刷!?人気の秘訣は「トナーの乗り」

他社と差別化するために「レザックをフルカラーで印刷だ!」「写真を刷れたら良さそう!」となるところですが、オフセット機などで小ロット・フルカラーのレザックを刷るのはやや大変。であればトナープリンターで、と思うものの「POD機でちゃんと凹凸にトナーが乗るの?」という疑問もあるではないでしょうか。結論から申し上げると、POD機で凹凸にトナーを乗せることは可能です。特にリコーの最新POD機では写真などでも非常にきれいなフルカラー印刷が出来ることが、<第2位>に推させていただく秘訣となっています。下記一般的なレーザープリンターとリコーのPOD機RICOH Pro C9200でそれぞれエンボス紙へ印刷した際のサンプルの画像です。

※左:RICOH Pro C9200で印刷したもの 右:一般的なレーザープリンターで印刷したもの

※左:RICOH Pro C9200で印刷したもの 右:一般的なレーザープリンターで印刷したもの

このように一般的なレーザープリンターでは「凹んだ部分」にトナーが乗らず、まだら模様のようになってしまいますが、リコーのPOD機では独自技術により凹んだ部分にもきれいにトナーを流し込むことが可能です。これにより、高いクオリティを保ったまま、小ロットの印刷に対応できるわけです。

高品質でフルカラーのレザック印刷が出来るという事で他社と差別化した商品として打ち出しが出来ることはもちろん、「卒業文集の表紙を生徒ごとに違う写真を使う」「記念誌の表紙に参加者個々の名入れを行う」「レザックの質感を活かしたフルカラーの名刺」など、POD機の強みであるバリアブル印刷を新たな提案ネタとして使うことも出来そうですね。実際にレザックを活用してECサイトで小ロットのオリジナル販促ツールを受注販売されている印刷会社様もいらっしゃいます。

訴求力が高く特別感のある印刷物の提案が簡単にできることで受注案件増や売上拡大にも繋がる。これがPOD機でレザック66が大好評いただいている理由なのです。

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おすすめ特殊紙 第1位
ユポ® YPIシリーズ

ユポ® YPIシリーズ

合成紙・耐水用紙の代表格「ユポ®

印刷業界では合成紙、耐水紙の代名詞として広く知られている「ユポ®」。
株式会社ユポ・コーポレーションが提供する、PP(ポリプロピレン)素材の白色フィルムの代表銘柄であり、国内合成紙業界でもっとも使用量が多い合成紙です。度重なる改良を続け、水に強いのは元より印刷による発色にも優れ、紙に比べ破れにくく、筆記性も高く低価格なことから、屋内外のポスター、掲示物から選挙の投票用紙まで、紙とフィルムの良さを兼ねそなえるプリントメディアとして幅広く用いられています。

一方で、一般的な紙に比べ専用のインクが必要だったり、印刷に技術を要し乾燥時間も長く、扱いが「難しい」用紙でもありました。

ユポのニーズは高いけど扱いが難しい!と思っていました

知名度の高さからクライアントの指名も多いユポが簡単に小ロットで印刷できれば「ちょっと手間と技術を考えると請けられないな…」と思っていた案件を受けられる、クライアント企業様の「耐水・耐久に優れたオリジナル掲示物を作りたい!」といった要望にも即座にお応えできる、などのメリットがあり、ユポを活用して販路を拡げられるはず。

しかし、オフセットでは扱いが難しく、また熱に弱い素材の為、これまでのレーザープリンターではプリンター内部の高熱により溶融、マシン破損に繋がるリスクから使用できない素材とされてきました。

そんな従来の課題を打破するプロダクションプリンターが現れました!RICOH Pro Cシリーズがユポ『YPI』シリーズにて用紙設定条件を確立したのです。
RICOH Pro Cシリーズは低温での定着や空気での紙捌きなど、独自の技術によりユポ「YPI」シリーズの印刷を可能とし、これにより高いクオリティを保ったまま、小ロットの印刷に対応するという事が可能になりました。

訴求力が高く高機能な印刷物の提案が簡単にできることで受注案件増や売上拡大にも繋がる。これがRICOH Pro Cシリーズでユポ「YPI」シリーズが大好評いただいている秘訣なのです。

使用に関するご注意

  • 合成紙ユポ「YPIシリーズ」はあくまでもポリプロピレン素材のため、熱融解のリスクは存在します。
  • 誤った使い方をされると機器故障の原因となりますので、ご使用前に販売担当者までお問い合わせください。

参考・出典

株式会社ユポ・コーポレーション

  • 「ユポ」及び「YUPO」、「YPI」は株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標です。

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まとめ

いかがでしょうか。ご紹介したような特殊紙とPOD機を活用することで印刷会社様のメインの事業である“印刷事業”の新しいビジネス創出のヒントが見えてきたのではないでしょうか?
新しい印刷物や新たな付加価値を生み出すことで、自社ならではの強みを出した提案を行い、お客様との関係力強化や新規顧客を獲得していきましょう。

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  • ご希望の方は上記お問い合わせページにて「各種サンプル希望」をお選び頂き、「お問い合わせ内容」欄に「特殊紙サンプル希望」と記載をお願いいたします。

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