<日本新聞印刷様インタビュー>本業の売上拡大に繋がるガーメントプリンター活用とは?

<日本新聞印刷様インタビュー>本業の売上拡大に繋がるガーメントプリンター活用とは?

オフセット、オンデマンドに次いで、新しい価値を生み出す印刷機として注目を集めているインクジェットプリンター。印刷業界では、これまでにないビジネスにつながるプリンターとして関心が高まっています。

ただ、「実際のところ、インクジェットってどうやって新しい仕事につなげられるの?」という疑問の声をお聞きすることがまだまだあるのも事実です。

そこでPrint Compass編集部では、実際にインクジェットプリンターを新ビジネスの創出に活用している印刷会社様にインタビューを敢行させていただきました!

今回Print Compass編集部を代表してリコージャパンのインクジェットプリンター担当・藤本がおじゃまさせていただいたのは、東京都港区の日本新聞印刷株式会社様。創業68年、新聞をはじめ、チラシや封筒などの印刷を手がけ、確かな技術で幅広いニーズに応え続ける少数精鋭の印刷会社である日本新聞印刷様は昨年、布に直接印刷できるインクジェットガーメントプリンター「RICOH Ri 100」を導入。以来、紙への印刷とは一線を画す新しい取り組みで、売上拡大を実現しています。

一体どんな方法でガーメントプリンターを活用した売上拡大を実現したのか?印刷会社様の生の声から、インクジェットプリンターの活用法や魅力を探ります!

ノウハウの実践方法をまとめた
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目次

技術力がウリの印刷会社でガーメントプリンターが活躍中!?

こんにちは! リコージャパンの藤本です。今日は、東京都港区芝浦の日本新聞印刷さんにおじゃましています。1階の印刷部では、大きな輪転印刷機で、新聞の印刷をしていますね。迫力があってカッコいいです!

藤本

1階の印刷部で、新聞を高速で印刷する輪転印刷機

1階の印刷部で、新聞を高速で印刷する輪転印刷機

(さすが!技術力の印刷会社という重厚な雰囲気だな~。こんなシブい輪転機で仕事をしている印刷会社さんが、インクジェットプリンター、しかも布に印刷できるガーメントプリンターを使っているイメージが湧かないけど、どこにあるんだろう?)

藤本

では、今日お話をうかがうおふたりがいらっしゃる4階の営業部におじゃましたいと思います。こんにちは!

藤本
野村様

こんにちは!営業部長の野村です。

塚田様

総務部長の塚田です。今日はよろしくお願いします!

4階の営業部で出迎えてくれた営業部長の野村尚弘さんと、総務部長の塚田謙太さん

4階の営業部で出迎えてくれた営業部長の野村尚弘さんと、総務部長の塚田謙太さん

営業部長・野村尚弘さん

通称『のむさん』。日本新聞印刷が誇る『進撃の営業部長』。趣味はマラソン。自ら「デザイン、仕入れ、モデル、宣伝、販売」の全てを行った『鶴見川Tシャツ』を、ほとんどの鶴見川沿いのランナーに売りさばいてしまった営業の天才。しかもその収益は全額会社に還元してくれている太っ腹部長。会社のホームページ、Facebook、Instagramの更新を毎日欠かさないマメさが特徴。会社案内の『日本新聞』の編集も手掛ける。釣りも趣味だが釣果はいつもイマイチ。新聞印刷会社の部長なのに漢字が若干苦手。

総務部長・塚田謙太さん

自称『RICOH Ri 100の申し子』。総務部長っぽくない総務部長。会社のホームページ、Facebook、Instagramを自分で作ったまではよかったが、すぐに全部野村部長に乗っ取られてしまった。会社案内『日本新聞』の創案者。趣味は登山で妻と出会ったのも登山。野村部長と一緒にマラソンを始めたがすぐに挫折。そして最近ぷくぷくと太り気味。新聞印刷会社の部長なのに新聞を読むことが苦手。

日本新聞印刷さんはお名前のとおり、主に新聞印刷を手掛けていらっしゃるんですよね。

藤本
野村様

はい!新聞や新聞に似た形の印刷物が得意ですが、書籍やパンフレット、またチラシや封筒、名刺までさまざまな製品を、高品質、スピーディに印刷できますよ。

塚田様

少数精鋭ならではのフットワークを持った対応力も強みです。特に、小ロット対応が得意です!印刷だけではなく、実はオリジナルホームページの作成もお受けしているんですよ。

なるほど~!長い間培った高い技術力で、さまざまなニーズに応えているんですね。

藤本

ラクに楽しくオリジナルグッズを作れるガーメントプリンター

今日は、昨年導入されたRICOH Ri 100を皆さんがどう活用されているかお聞きしたいです!RICOH Ri 100は、Tシャツやトートバッグなど、布製品に直接印刷ができるインクジェットプリンターですが、日本新聞印刷様は、2020年8月に導入されたそうですね。

藤本
野村様

はい!リコージャパンさんのショールームで、このRi 100を初めて見せていただいたんです。そのときすぐに導入を決めましたね。

ショールームでは機械の使い方やサンプルなどを見ていただきましたよね。実際にRICOH Ri 100をご覧になって、どんなところが導入の決め手になったのでしょうか?

藤本
野村様

それまで私たちにとって、印刷といえば紙でした。ずっと紙の印刷の仕事をしてきて、紙への印刷しか頭になかったので、布のグッズにどんどんキレイに印刷されていくのを見て驚いんたです。もう、一目惚れでした!

一目惚れだったんですね!そう言っていただけて嬉しいです。実際に、使用されてみて使い心地はいかがですか?

藤本
塚田様

最初は、布に印刷できることがすごく新鮮でした。導入してすぐ、いろいろなものに印刷してサンプルを作ってみたんですけど……それがもう、楽しくてね(笑)!

本当に簡単に印刷できるので、いろいろと印刷してみたくなりますよね。印刷が専門の方ではない方でも、すぐに使い始められる簡単さがいいと言ってくださるお客様はすごく多いですよ。野村さんは、すぐに印刷できましたか?

藤本
野村様

もちろん!本当に使いやすいです。私も、毎日楽しく印刷していますよ。

でもそれって仕事になるの?オリジナルグッズの活用方法を聞いてみた

Ri 100を使いこなして、さらに楽しんでオリジナルグッズを作っていただけているんですね。それだけでも私たちとしては嬉しいですが、作ったグッズは、何かのお仕事につながったんでしょうか?

藤本
塚田様

はい!グッズをお客様に見てもらって、すぐに仕事につながりました。印刷したグッズをお客様を迎えるスペースに置いておいたら、お客様がすぐに見つけて、「これ、何?」って聞いてくださったんです。早速、その次の日にはオリジナルグッズのオーダーをいただきました。

営業部に置かれたRICOH Ri 100の周りに並ぶ、バラエティ豊かなオリジナルグッズのサンプル

営業部に置かれたRICOH Ri 100の周りに並ぶ、バラエティ豊かなオリジナルグッズのサンプル

そんなにすぐに紙以外の新しいお仕事につながったんですね!魅力的なグッズが手元にあれば、難しい営業トークをしなくても、すぐに話が盛り上がるのもいいですよね。ちなみにそのときは、どんなグッズを注文してくださったんですか?

藤本
野村様

コースターを200枚、さらにオリジナルマスクの注文をもいただいて、すぐに印刷しました。

そんなにたくさんの発注をすぐに決めてくれたなんて驚きです!そのマスクやコースターを、お客様はどのように利用されたんですか?

藤本
塚田様

主に、セミナーのノベルティとして利用されていました。さらにそのセミナーの講師の方が、ノベルティとして納品したマスクを壇上でつけてくださって、オリジナルプリントのマスクのアピールもしてくださったんですよ!

講師の方に紹介していただくなんて、すごく説得力がありそうです!そのセミナーに参加した方からの反応はありましたか?

藤本
塚田様

はい!参加者の方からもとても好評で、さっそくオリジナルマスクの問い合わせをいただきましたよ。

印刷会社様が普段使い慣れている紙に印刷するのと同じ感覚で簡単に布製品に直接プリントできるRICOH Ri 100。トートバッグやTシャツなどの定番ノベルティだけでなく、最近ニーズが高まっている布マスクへも印刷できます。お客様に合わせたサンプルを1つからすぐに作れてしまうので、実際のオリジナルグッズをイメージしてもらいやすいのもポイントです。

オリジナルバッグの提案でイベントでの販売も実現

オリジナルグッズをきっかけに新しいお仕事が生まれた後も、RICOH Ri 100を使った布グッズの制作と販売というお仕事は続いたんでしょうか?

藤本
野村様

はい。他のお客様からもオリジナルバッグの発注をいただきましたし、ありがたいことに、リピート発注もいただけています!それに、最近ではお客様が主催する屋外のイベントに、このRi 100 を持ち込んでグッズを売る機会もいただいているんです。

そうなんですね!確かにRi 100はコンパクトなサイズなので会場持ち込みもしやすいですね。私たちもイベント会場や店舗など限られたスペースでの活用をお勧めしているので、そうやって使っていただいてとても嬉しいです!ちなみにそのお仕事は、どのような経緯で実現したんですか?

藤本
野村様

トリミングサロンを営業されているお客様に、Ri 100でワンちゃんの写真をプリントしたバッグをお見せしたんです。そうしたら、一緒に犬を飼う方が参加するイベントに出ないかと声をかけていただいて。実際にRi 100をイベントに持ち込んで、バッグに印刷をしました。

なるほど~。イベントの参加はお客様からの提案だったんですね。普通の印刷機だったら持ち込むのはためらいますけど、Ri 100ならすぐに引き受けられますよね!イベントでは実際、どのようなものを作って販売されたんですか?

藤本
野村様

このように、ワンちゃんのお名前と写真をバッグに印刷しました。黒いシルエットのデザインで印刷したんです。

愛犬の名前とシルエットがプリントされたおしゃれなオリジナルバッグ

愛犬の名前とシルエットがプリントされたおしゃれなオリジナルバッグ

これは、飼い主さんは嬉しいですね!しかも、おしゃれでシンプルなデザインで普段使いもしやすそうです。このイベントでは、ほかにはグッズは作ったんですか?

藤本
塚田様

キャンバスボードも作りました。Ri 100は布を張ったキャンバスボードにも写真が印刷できるんです。こうしてワンちゃんの写真を印刷すると、絵画のようになります。イベントでは、このオリジナルのキャンバスボードも販売しています。

キャンバスボードの写真を見せる塚田さん

キャンバスボードの写真を見せる塚田さん

飼い主さんにとっては、イベントに参加した素敵な記念になりますね。愛犬が絵になるなんて感動的です。キャンバスにオリジナル印刷をしたものはなかなか見かけないので、自慢のグッズになりそうです!

藤本
野村様

そうなんです。お客様にも飼い主さんにも、とても好評です!

印刷会社のお客様でもイベントを行っている会社は多くあると思いますが、コロナ禍で派手な演出が出来ない中でどうやってその先のお客様(=エンドユーザー)に喜んでもらうか、自社を知ってもらうか、という事に苦戦しているかもしれません。そんな時こそガーメントプリンターによるオリジナルグッズ制作は、目先の単純な売上アップだけでなく、お客様のその先のお客様への提案を一緒に行うためのツールとして非常に活躍の幅が広がっていきそうです。

ガーメントプリンターは本業の売上も伸ばす大事な営業マン

いろいろとご活用いただいているのがわかりました!では、RICOH Ri 100を導入して実際に使ってみて、どんなところが一番よかったと思いますか?!

藤本
野村様

紙以外のものへの印刷という新しい発想を持てたことと、実際にオリジナルグッズを手軽に作れるようになって、ビジネスが広がったことですね。私たちにとってそれまで紙への印刷しか頭になかったのですが、Ri 100を導入したことによって、仕事の幅が予想もしなかった方向にまで、ぐっと広がりました!

塚田様

本当にそうですね。

野村様

Ri 100での仕事が、本業の新聞印刷の受注につながることもあるんですよ。本当に、いい営業マンとして活躍してくれています!

新しい商材を作れるだけではなくて、本業の売上アップにも貢献しているんですね!おっしゃるとおり、本当にいい営業マンそのものだとわかりました。

藤本
塚田様

すべてRi 100 のおかげと言っても過言ではありません!うちに今、3人営業マンがいるんですけど、そこに強力な営業マンが加わってくれました。

野村様

Ri 100は4人目の営業マンです!

塚田様

……違いますよ、野村さん! こっちが、4人目の営業マンですよね?

実はRi 100の営業マンはふたり!こちらは初代のRi 100営業マン

実はRi 100の営業マンはふたり!左は初代のRi 100営業マン

野村様

……そうでした(笑)。実は、こちらは5人目の営業マンです。

塚田様

実はあれから、Ri 100をもう1台導入したんです。もうひとり、営業マンを増やしちゃいました(笑)。

強力なふたり目の営業マンとしてRi 100を紹介してくれる野村さん

強力なふたり目の営業マンとしてRi 100を紹介してくれる野村さん

なんと!2台体制で営業マンとして活躍しているんですね。

藤本
野村様

最初は4人目の営業マンだけで十分かなと思ったんですけど、オリジナルグッズの仕事が予想以上に増えてきて。やっぱり5人目も必要だよねということで、2台になっちゃいました。

新しい取引先との出会いを生むオリジナルグッズ

ちなみに、本業の新聞印刷の仕事には、どういうふうにつながったのでしょうか?

藤本
野村様

一緒にイベントのお仕事をしたお客様が、Ri 100で作ったグッズをすごく気に入ってくださったんです。グッズについて説明しているうちにどんどん話がはずんで、仲良くなることができまして。お付き合いしているうちに、本業である新聞印刷の仕事を発注してくださったんですよ。

なるほど~!紙の印刷だけをしていたら出会えなかった新しいお客様にも、オリジナルグッズを通して出会えることができたわけですね。

藤本
塚田様

そうですね。Ri 100が、本業の新聞印刷の新規開拓までしてくれています!Ri 100はいろいろな布アイテムに印刷ができるので、お客様が「こんなものも作れるの?」と驚いて、話が弾むんです。私たちも、いろいろなグッズで喜んでもらえるので、お客様に紹介するのもとても楽しくて、刺激的ですよ。

お客様の本業のビジネスについて、オリジナルグッズ制作を通じてやり取りを重ねることで強い信頼関係が構築でき、ビジネスパートナーとして本業である「印刷」の仕事にも繋がる、というのは非常に興味深い話ですね。「紙の印刷」だけでは接点が取りにくかったお客様や本業の話題に切り込みにくかったお客様へのアプローチツールとしても有効活用いただけそうです。何より印刷会社様とお客様が「楽しんで」そういった関係構築が出来る、というのは今回のインタビューで非常に印象的だったポイントです。

今までにないプリンターだからできた、お客様のニーズへの対応の広がり

野村様

営業部としては、Ri 100が売上アップに貢献して、すごく活躍してくれている手応えがあるけど、塚田さんとしてはどう?

塚田様

やっぱり導入してよかったと思いますね。今までうちは紙への印刷しかやってこなかったですけど、そこに一石を投じる、すごい画期的な印刷機を手に入れたよねっていう社内の声も聞かれます。

野村様

Ri 100の印刷を活かしたオリジナルグッズのおかげで、本業の新しいお客様も増えていますからね。

塚田様

そうですね。Ri 100で印刷したグッズのサンプルをきっかけに、本業の新聞印刷のほうもご提案して、発注いただけるようになりましたよね。

野村様

しかも、もともとお付き合いのあるお客様からの幅広いニーズもケアできるようになって、喜んでいただけているんです。それはもう本当に、Ri 100のおかげです!

印刷会社としての対応力が上がることも、お客様の満足度向上や、売上アップにつながる重要ポイントですよね。今日は、貴重なお話を本当にありがとうございました!

藤本
塚田様

こちらこそ、ありがとうございました。これからも、Ri 100にはどんどん活躍してもらいたいと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?インクジェットプリンターはもちろん売れるものを増やすという意味でも効果的ですが「本業の紙の印刷物」の売上拡大にも貢献できる、というのは非常に重要なポイントになりそうですね。「紙の印刷しか頭になかったのが一新された」という野村さんの言葉も非常に印象的でした。

インクジェットプリンターを活用した売上拡大、みなさまも是非チャレンジしてみませんか?

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会社情報

日本新聞印刷株式会社
事業内容:一般新聞の印刷・発行及び一般印刷
所在地:東京都港区芝浦4丁目17番11号
電話番号:03-3456-5711(代表)
代表取締役社長:横張 喜一
https://nihon-shimbun.com/

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