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2024/06/17
「創注」ビジネスの第一歩!デジタル印刷機で缶バッジ制作始めませんか?
最近、街中でカバンに缶バッジをつけたり、景品のひとつとして活用したりと、さまざまな場面で缶バッジを見かけることが増えてきました。
個性の表現、趣味の共有、思い出やファッションとして、など幅広い範囲で缶バッジは活躍をしているアイテムの一つです。
プロモーションアイテムとしての強みを備えながら、印刷技術の進化によってさらなる可能性を秘める缶バッジ印刷ビジネス。
そこで今回のコラムでは、市場の現状を踏まえながら、缶バッジの魅力と、缶バッジにおける印刷ビジネスの可能性について触れていきたいと思います。
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なぜ、今缶バッジなのか?
缶バッジは、企業からすると比較的低コストで制作できるオリジナルグッズのため、何かグッズを作ろうと思った時にまず検討されやすい製品です。新製品・新店舗のPRや、イベントのノベルティなど、様々な用途で活用を検討する企業が多く存在します。
また、購入者側としても、缶バッジは比較的低コストで購入できるため、子供から大人まで根強い人気を誇っています。
缶バッジの主な特徴としては、身に付けることで自身の個性をPR出来るため、同じ趣味の人と一体感を得られやすく、コミュニケーションの手段として活用できるほか、小さく保存性が高いことから収集グッズとしても人気のあるツールです。
そんな缶バッジ市場ですが、近年拡大傾向にあります。
その背景には、SNSの発達により趣味のコミュニティが広がっていること、印刷技術の変化により、多品種を生産できるようになったことでコレクション目的のグッズの幅が広がったことや、小ロット生産によるノベルティ活用の増加などが挙げられます。
現在においては、個人で自作のイラストで缶バッジを制作するなど、企業が販売・配布する以外の需要も生まれています。
ファンアートやオリジナルキャラクターをモチーフにした缶バッジを趣味で制作し、SNSで知り合った仲間内で配ったり、自身でECサイトを開設してオリジナルグッズとして気軽に自分で販売したり、というのはデジタルネイティブ世代を中心に、いまや当たり前のように行われています。
こういった需要が高まっていることも、缶バッジの人気が衰えない1つの理由と言えると思います。
缶バッジ市場を拡大する「推し活ブーム」
前述したように、缶バッジはファッションや趣味の一環として、多くの人々に愛されているアイテムです。特に近年では、老若男女を問わず起こっている「推し活ブーム」により、世代を超えて多くの人から親しまれているアイテムとなっており、市場としては今まで以上に大きな盛り上がりを見せています。
アニメやゲームなどの、いわゆる「サブカルチャー」は、元々豊富なコンテンツがあることや、作品・キャラクターごとへのコアなファンの存在などから、缶バッジ需要が多く存在する領域でした。
そんなサブカルチャーが、クールジャパンとして日本を代表する文化として海外に発信されていることから、社会全体に受け入れられており、その市場が広がっていることは、缶バッジ市場の成長に影響していると言えるでしょう。
推し活グッズ
またアニメやゲームだけでなく、アイドルや歌手グループ、自治体オリジナルキャラクター、スポーツ選手やチームなど、今ではSNSの発展もあり、多くの趣味が「推し活」の対象となっています。アイドルやオリジナルキャラクターは全国各地に存在し、スポーツのプロ化が進み、プロスポーツ選手やチームの数も続々と増え続けているいま、コンテンツは無限に存在している状態です。
コンテンツが増えれば増えるほど、缶バッジニーズも広がっていくこととなり、いま社会は空前の缶バッジブームと言えるのではないでしょうか。
「推し活」においては収集はもちろん、交流のグッズとして缶バッジが活用されているのも面白いポイントです!アイドルやアニメのファンが、「推し」の人物やキャラクターの缶バッジを多数集めて鞄に付けて(痛バッグ、と呼ばれていたりもします)コミュニケーションや「推し」のPRに活用したり、スポーツチームで言えば、チームのロゴや各選手の写真、背番号をデザインした缶バッジを販売し、試合会場での応援やファン同士の交流に活用されます。
特に、こういったコミュニケーションは若年層を中心に盛んで、友人同士やコミュニティの中で「推し」を披露しあうグッズとして缶バッジが楽しまれています。
また、これにカプセルトイのような、何が出てくるか分からない仕組みにすることで、「次回こそはレアなものが出るはず!」と期待し、この期待が、繰り返しの購入に繋がるといったマーケティング手法が確立されたことも、缶バッジニーズが増え続けている要因として考えられます。
ファンは、目当ての缶バッジを引き当てるまで購入する傾向にあるため、売上が通常よりアップすると言われており、その購買効果は通常の1.5倍から1.8倍程度上がるといわれています。
そのほか、ファンクラブ会員向けに限定販売される缶バッジは、特別感を演出し、また、会員証としても利用できるため、ファンクラブ会員にとっては嬉しいアイテムとなります。
ここまで見てきたように、昨今の缶バッジニーズの拡大は「消費者の興味の変遷」や「旬なコンテンツの変遷」と大きな関りを持っています。趣味の多様化は、そのままコンテンツ消費スピードの高速化、すなわち趣味の移り変わりの速さに繋がっています。
そのため、現代の缶バッジなどのオリジナルグッズビジネスにおいて重要なことは、限定版やコラボレーションなどにより、継続的にコンテンツへの高い注目を集めるためのデザインを刷新し続けたり、今が旬のコンテンツを見極めてグッズ開発をスピーディーに行っていくことです。
結果として、現在の缶バッジニーズに対応するには、印刷現場でも「スピーディーに多品種・小ロット対応すること」が必須となってきます。最後の段落では、伸びていく缶バッジ市場に対応するためのデジタル印刷について見ていきましょう。
多品種小ロットで、バリエーション豊かに作られる缶バッジ
(「リコーブラックラムズ東京」のチームマスコット「ラムまる」の缶バッジ)
デジタル印刷との組み合わせの可能性
前段落で記載したように、市場が伸びていき魅力的な缶バッジビジネスですが、その印刷ニーズに応えるには、多品種・小ロット対応が必要です。
そのため現在、プリプレスの工程が省略でき、多品種小ロット印刷を得意とするPOD機を活用し、オンデマンド印刷で缶バッジビジネスを進める印刷会社様が非常に増えてきています。今まで細々と缶バッジが来ていたが、引き合いが増えてきたので本格的に仕事を増やしていきたい、という声も全国各地でお聞きします。
オンデマンド印刷で缶バッジビジネスを始めるときに考えたいのが、どんな用紙で作るのか、どんな色で作るのか、という点です。
同じデザインであっても用紙や色味を変えることによって、印刷の仕上がりが異なってくるのは印刷会社の皆様にとっては当然と言えるでしょうが、前述したようにコレクションやコミュニケーションで使う缶バッジにおいては、ここは大きなポイントになります。
色彩豊かなコレクション性の高いアイテムであることや、希少性を演出するための質感を含めた幅広いクリエイティブは、缶バッジビジネスに必須と言えます。
具体的には、用紙であれば光沢紙・マット紙・透明フィルムメディア・ホログラム紙などの幅広いメディアに対応できること。色味であれば、CMYKだけでなく、蛍光色や金銀、ホワイトなどを使った印刷ができること、などがあります。
また、ビジネスを拡大していくうえでは、後加工の効率化についても検討したいところです。受注量が少ないうちは1つ1つ缶バッジ用の型抜き・製缶をしていくような機械でスモールスタートしつつ、受注が高まってきたタイミングで、より効率的な大量生産しやすい加工機の導入も検討したいところです。
前述したような現代の移り変わりの激しい缶バッジ市場においては、納期の短さもクライアントから求められることが多いため、生産の効率化だけでなく短納期化の対応も、POD機や加工機の選定基準になっていきそうです。
なお、Print Compassが缶バッジビジネスにオススメする印刷機や加工機については、こちらの資料にも記載がありますので、ぜひダウンロードしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
缶バッジビジネスは、推し活を中心としたコンテンツビジネスにおいて大きなポジションを確立しているほか、様々なイベントや企業のプロモーションのノベルティなどでも使われている、いま非常に伸びている市場です。
印刷ビジネスの中でも大きな伸びが期待できる領域なので、多くの印刷会社様において、本格参入を検討できるビジネスではないでしょうか。
また、缶バッジビジネスは多品種・小ロット印刷を必要としてきているため、多品種・小ロット印刷を得意とするPOD機との相性も抜群です。
オンデマンド印刷に注力している印刷事業者にとって、缶バッジビジネスは有望な新規ビジネスとなり得ます。
一方、有望な市場ということは、競合他社も目を付けており、これからレッドオーシャンになっていく市場とも言えます。オンデマンド印刷や後加工の技術を活かした小回りの利く対応や、自社ならではのオリジナリティある缶バッジの提供、そして缶バッジビジネスの積み重ねから得られる提案力強化などで、市場での差別化を図っていきましょう。
これから缶バッジビジネスを推進していきたいが、どんな設備が良いのか、とお悩みの印刷会社様は、ぜひお気軽にご相談ください。
本コラムでご紹介した缶バッジビジネスについての詳しい内容は資料として無料でダウンロードいただけます。
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